【活動報告】民間ユネスコ運動65周年記念「第68回日本ユネスコ運動全国大会in高松」が開催されました!
去る9月15日(土)、16日(日)の2日間にわたり、アルファあなぶきホール(香川県高松市)において「第68回日本ユネスコ運動全国大会in高松」が開催されました。今年も全国各地から600名を超える方々の参加がありました。
民間ユネスコ運動65周年を迎える今大会は、国内のみならず陶 西平(タオシーピン)中国ユネスコ協会クラブ連盟会長、李 平宇(リピョウンウ) 韓国ユネスコ協会クラブ連盟前会長、そして日本ユネスコ協会連盟特別顧問で前UNESCO事務局長の松浦晃一郎氏を迎え開催しました。
開会式で挨拶をする松田会長
掛け軸の贈呈「和」
基調講演は未来遺産運動賛同人の俳人・黛まどか氏。
「東日本大震災を通じてみた日本人の美徳」と題し、俳句や生け花などにみられる「余白」を重んじる日本特有の文化をひもときつつ、その根底にある自然を尊ぶ自然観を紹介し「世界が希求しているものが日本にある」と訴えました。
また、「日本人自らが文化を見直し、再評価することが大切」と語られ、会場からは拍手が沸き起こりました。
続く鼎談では、大会と同テーマ「私たちができる平和への提言」と題し、ひとりひとりができる平和運動とは何かを問いかける議論が交わされ、会場は大いに盛り上がりました。
鼎談の様子
1日目最後の青年企画プログラムでは高松短期大学秘書課の学生から発表があり、四国八十八箇所遍路を例に、平和文化の構築の継承について会場一体となって考える、充実した時間となりました。
2日目は、「平和」に重きを置き、外国人留学生によるパネルディスカッションが行われました。また、大会期間中会場内に設けられた「東日本大震災 子ども支援募金」コーナーにも、多くの皆さんにお立ち寄りいただきました。
エンディングではプロジェクト未来遺産に登録された「農村歌舞伎祇園座」の高松市東校区放課後子ども教室の皆さんが会場を魅了、沢山のフラッシュと拍手を浴びました。
2日間のプログラムを通して、平和を引き継ぐ人材を育てることの大切さと、民間ユネスコ運動の多様性を印象付ける大会となりました。
プロジェクト未来遺産 農村歌舞伎
次年度は、2013年9月に東京都目黒区で開催されます。