2021.12 未来遺産運動ニュース①
2021.12.03
2009年第1回のプロジェクト未来遺産に登録された「葵プロジェクト」は、京都の3大祭りの一つ「葵祭」に飾られる二葉葵を育成するプロジェクト。環境の変化によって二葉葵が減少してしまったことから、上賀茂神社境内での保全、育成がスタートしました。小学校や企業等へ株分けし、里親として育ててもらい、境内に植えることで葵の森の再生を目指しています。
葵祭は、約1400年前に始まったとされる下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、毎年5月15日に行われ、京都御所から出発し、約8キロの距離を平安装束をまとった人びとが練り歩きます。その胸元や烏帽子・牛車等にいたる全ての奉仕者に二葉葵を飾ることから、「葵祭」と呼ばれるようになりました。
この度、「葵」から見えてくる上賀茂神社の歴史や自然等についてまとめた「京都 上賀茂神社と水のご縁 葵」(淡交社)が発行され、当連盟にも贈呈されました。
二葉葵の育成を通じて、葵祭という伝統祭事を支えるだけでなく、日本の歴史や自然、環境についても学ぶことができる多角的なプロジェクトです。
参加方法等詳しくは葵プロジェクトのホームページをご覧下さい。