2021.12 未来遺産運動ニュース②
宮城県気仙沼の「プロジェクト未来遺産」が“UNESCOアジア太平洋文化遺産保全賞”を受賞!
一般社団法人気仙沼風待ち復興検討会が行う、東日本大震災で被災した6棟の店舗・住居(国登録有形文化財)を再生させ、それらを活用した復興まちづくり活動「気仙沼港と風待ちの風景~歴史的建造物の復興プロジェクト~」は、2018年に未来遺産運動「プロジェクト未来遺産」に登録されています。
この度、同団体が10年来推進してきた、風待ち地区の象徴的な6棟の歴史的建造物の修復・復原活動が、国連UNESCOが設置している“UNESCOアジア太平洋文化遺産保全賞”(UNESCO Asia-Pacific Heritage Awards for Cultural Heritage Conservation)の「優秀賞」および「持続的開発特別賞」を受賞しました。(ワールド・モニュメント財団との共同申請)
「プロジェクト未来遺産」として応援してきた当連盟にとっても大変うれしいニュースです。未来遺産運動は、これからもこうした100年後の子どもたちへ地域の文化や自然を伝えていく活動を応援していきます。
■詳しくは、気仙沼風待ち復興検討会のホームページをご覧ください。
https://kazamachi.jp/news/1216.html
■“UNESCOアジア太平洋文化遺産保全賞”(UNESCO Asia-Pacific Heritage Awards for Cultural Heritage Conservation)について
アジア太平洋地域の文化遺産を対象に、それらの修復・保存を行う民間の組織、個人(所有者)を奨励する目的で2000年に設置されたもの。受賞した取り組みは、技術的な成果や、地域社会との関わり、その遺産の場所の環境的持続可能性とレジリエンス(回復力)の向上に貢献していることを示しています。
詳しくはこちら(英語)