雄勝法印神楽in 鎌倉宮 成功裡に終了
日本ユネスコ協会連盟 未来遺産運動が復興に協力する宮城県石巻市の伝統芸能”雄勝法印神楽”のチャリティー公演(主催:湘南リビング新聞社協力:日本ユネスコ協会連盟、鎌倉ユネスコ協会など)が神奈川県鎌倉市鎌倉宮で行われました。当日は、昼の部と夜の部を合わせて1,000名を超える観客が来場され、雄勝法印神楽の魅力に酔いしれました。
当日、上演されたのは全部で7演目。夜の部では、途中、通り雨にあいましたが、多くの観客が席を去ることなく、最後まで熱心にご覧になっていました。 アクロバティックな動きの”日本武尊 ヤマトタケルノミコト”
この日の上演にあたって、保存会は道具のほとんどを津波で失い、神楽舞台から太鼓、笛、刀、衣装、面を揃えることに大変な苦労をしました。今回、日本ユネスコ協会連盟の文化復興支援にもご協力いただいている日本テトラパック株式会社の支援で復刻されたお面もその一つです。ようやく復刻されたお面の贈呈式も行われ、会場から大きな拍手がわきました。
復刻されたお面で演じられた”橋引き”
またこの公演には、当協会連盟の個人会員で人間国宝でもある狂言師 野村万作氏がかけつけ、共に日本の芸能を受け継ぐお仲間として「人と共にある地域芸能の力を知らしめていただきたい」と応援の言葉をかけていただきました。
狂言師 野村万作さん
公演後、演者全員が舞台にたち、会長代行の伊藤さんからご挨拶いただきました。「由緒ある鎌倉宮で公演できて光栄です。道具も流されてしまったが、皆さんの支援でどうにか公演できました。一歩一歩未来に向かって、確実に進んでいきたいと思います。」
引き続き、日本ユネスコ協会連盟は、東日本大震災をうけ被災した無形文化を未来に引き継ぐため「東日本大震災文化復興支援 ”東北のお祭りを救おう”」を実施してまいります。ご協力の程、よろしくお願いします。
★お問い合わせ★
日本ユネスコ協会連盟未来遺産運動 緊急支援係 TEL03-5424-1121(星埜)