雄勝小学校より御礼のメッセージが届きました
日本ユネスコ協会連盟は、東日本大震災文化復興支援”東北のお祭りを救おう”を実施しています。この支援では、被災地域で無形文化を未来に引き継ごうとする保存会や学校での地域芸能学習への支援を行っています。
このたび宮城県石巻市で「神楽クラブ」の活動を再開した雄勝小学校より、メッセージが届きましたのでご紹介します。雄勝小学校は、津波により、校舎の屋上まで浸水し、学校生活、学習活動に必要なもの全てが流されました。現在は河北中学校に間借りし、授業を再開しています。
「(中略)あの未曽有の震災から、早7カ月が過ぎ、子どもたちの生活も若干落ち着いてきた今日この頃です。皆さまからたくさんのご支援をいただき、子どもたちも少しずつ元気を取り戻し、一生懸命勉学に励んでおります。さて、10月22日(土)は本校の学習発表会でした。間借りする河北中学校さんの文化祭と合同開催となり、上学年は「南中ソーラン」を下学年は「劇 アイウエオリババ」を発表しました。
そして、神楽クラブは日本ユネスコ協会連盟様からのご支援のあった真新しい衣装に身を包み、『初矢』の舞を披露することができました。保護者も地域の方々も涙なしでは
見られませんでした。踊る子どもたちも、練習時間が非常に少ない中で、一生懸命踊っ
ておりました。本当に本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。」
宮城県石巻市雄勝小学校
髙橋裕美