フィリピンの伝統的知識継承プロジェクト シリーズ④
2011.11.04
フィリピンの世界遺産活動では、教育の中で世界遺産である棚田を守っていくために必要な伝統的知識を学ぶことを目的として、教材を制作しています。
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伝統的な知識が、いかに世界遺産を保護・継承していくことに重要な意味を持つのかについて少しでもご理解いただくために、シリーズでお伝えしたいと思います。前回に続き、小学校3年生向けの教科書からイフガオの稲’Tinawon’について学びます。
イフガオでは、平地だけでなく険しい山の斜面も利用して、稲や植物を育てています。
特にお米は棚田で育ちます。イフガオの人びとはこれらの棚田を’payo’と呼んでいます。
‘payo’の各部分は何と呼ばれているでしょうか。
レッスン8) この写真は何を表しているでしょうか。 イフガオの人びとはどのようにして棚田を守ってきたでしょうか。. 次回は、来週木曜の更新予定です。お楽しみに。 レッスン7の回答) 1. Banong・・棚田を囲っている土手。歩道としても利用され、またここに野菜や豆類なども植えることがあります。 2. Bawang・・稲が植えられる棚田の平らな部分。 3. guhing・・放水路。水の量を調節する役割を担っています。 4. Loba・・棚田と棚田の間にある傾斜部分。浸食を防ぐために石壁になっています。 レッスン8の回答) 棚田の周りを囲っている石積みの壁を修復しています。 この土手は丈夫につくられ、水が逆流するのを防ぐ役割があります。 _______________________ 世界遺産活動へご協力お願いします。詳しくはこちら。