2011年度登録
稲生川開削と三本木原開拓の志を活かし、共創郷土の伝統を未来に
(いなおいがわかいさくと さんぼんぎばらかいたくのこころざしをいかし、 きょうそうきょうどのでんとうをみらいに)
稲生川の恵みで育まれる十和田市の田園風景
活動概要・エリア
十和田湖・奥入瀬川を水源に十和田市流域に豊かな水を供給し、太平洋に達する人工河川「稲生川」は、150余年の歳月をかけて先人たちの努力によってつくられ、育まれてきた地域の「宝」である。稲生川開削と三本木原開拓の志の伝承、人と自然の共生や生物多様性の認識を学習と体験によって深め、市民の自律的参加による地域文化の創造を目指している。稲生川流域の生態系保全、美化活動、自然観察会、人づくり・地域づくり活動等を通し、地域一体となって「人と自然が共に創る郷土」を未来に伝え、地域の更なる発展を目指し、活動を進めている。
フォトギャラリー
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代表者の声
会長 新渡戸 常憲
プロジェクト未来遺産への登録は、十和田市における私たちの地域づくりの一つの評価として大きな励みであり、稲生川の自然、文化、歴史を守り活かすこの運動が、地域の根幹を創る重要な役割を果たしていることを再認識する契機となりました。昨今、地域においては遺産の継承を困難にするさまざまな状況がありますが、「100年後の未来に守り伝えるべき宝」として認定いただいていることが、活動する一人ひとりの誇りと責任となり、日々思い新たにする糧となっています。
参加者の声
小学6年生
T.U.くん
稲生川や開拓の歴史が勉強になったし、武士道の心を学びました。弱い者いじめをしない、相手にやさしくするなど、人として大切なものを学べたので、身に着けたことを人生に役立てたいです。
50代
H.Y.さん
グローバル化の今だからこそ自分が何者かというアイデンティティの確立がとても大切であり、それはまず過去を知ることからだと思います。地域の歴史を知り、未来に向けて何を今すべきか考えるこの活動にやりがいを感じます。
活動の主な参加者
稲生川流域の志を共にする地域住民
団体情報
- 団体名
- 「太素の水」保全と活用連合協議会
- 団体所在地
- 〒034-0031 青森県十和田市東三番町24-1 新渡戸記念館内
- 連絡先
- 080-5578-5939
- リンク先
- 「太素の水」保全と活用連合協議会HP
- SNS
- Facebook(太素の水保全と活用連合協議会)