コシノジュンコ氏のご協力による文化復興支援
2012.08.31
平成3年5月、「伊達の黒船太鼓」は宮城県雄勝町50周年記念事業として誕生しました。この名前は、約400年前、伊達政宗公の遣欧使節船「サンファンバウティスタ号」雄勝町で建造されたことに因みます。
ところが、昨年の東日本大震災の津波により太鼓や衣装のほとんどが流失。練習場であった公民館も被災しました。しかし、保存会の皆さんは、黒船太鼓を絶やすまいと、古タイヤにビニールテープを貼り付けて作った「タイヤ太鼓」で稽古に励んでいました。
幸い、太鼓は瓦礫の中から見つかり、修理できましたが、衣装がありません。そこでこの度、日本ユネスコ協会連盟の文化復興支援の一環として、世界的なデザイナーであるコシノジュンコ氏のご協力により、衣装を支援することになりました。
仮合わせのために衣装を着た保存会のメンバーは、とても感動していました。完成は9月20日の予定です。