2016年度登録
玉川上水・分水網の保全活用プロジェクト
(たまがわじょうすい・ぶんすいもうの ほぜんかつようぷろじぇくと)
玉川上水上水小橋(ゴーゴー玉川上水)
活動概要・エリア
武蔵野台地を東西に貫き、江戸・東京で暮らす人びとの生活を支えてきた玉川上水と分水網。この流域で活動する22の市民団体と7個人がネットワークを形成し、情報共有しながら、調査活動や自然観察会、自生ホタルの復活・研究をはじめ、次世代とともに、玉川上水および武蔵野の自然環境と歴史・文化的景観を守る活動を行っている。
フォトギャラリー
クリックで画像が拡大します。
代表者の声
代表 西村 弘
プロジェクト未来遺産への登録により、各地域での認知度が向上し、地域の学校、企業との連携も大きく進み、玉川上水ネットの参加団体のモチベーション強化にもつながっています。 玉川上水ネットも参画する「玉川上水・分水網を生かした水循環都市東京連絡会」が主催した第1回シンポジウムにおいて、4つの提言が確認されました。私たちはこの4つの提言を踏まえながら、今後も玉川上水・分水網や外濠・日本橋川が有する自然歴史文化や環境、防災面の価値を知ってもらうため、活動を進めてまいりたいと思います。
参加者の声
玉川上水ネット参加団体 代表一同
2016年度プロジェクト未来遺産に東京都で第4例目として私たちの活動を登録いただいたことは、各参加団体の地元での長年の地道な諸活動に大いに力となりました。
玉川上水ネットにはさまざまな団体が参加し、それぞれが独自の活動を行っています。 武蔵野の森を育てる会(武蔵野市)では「独歩の森」でのナラ枯れ病との現地講習などその対策に力を尽くしています。 玉川上水の自然保護を考える会(立川市)では立川市の公立小学校で「ホタルの幼虫飼育の実践」などの講師をしています。また、ゲンジボタルの自然発生と観察会を実施しています。 学び舎江戸東京ユネスコクラブ(小平市)では、学び舎教養・文化講座を開催しています。また、「玉川上水観察会」を実施し、小平市内の用水路網9用水全長50kmの調査を行いました。
活動の主な参加者
地域住民、玉川上水ネットの活動に賛同する方