震災から5年目。
2015.03.11
東日本大震災から5年目を迎えます。
ユネスコ協会就学支援奨学金では、これまで、東北沿岸部の16の自治体の子どもたちに奨学金支援を行ってまいりました。
この度、皆さま方からの継続的なご寄付により、新たに、福島県の「いわき市」で支援を開始することができました。東北の子どもたちを想う全国の皆さまの温かいご協力に対し、心より御礼申し上げます。
~いわき市の奨学生(中学3年生)より~
「毎日、受験勉強を頑張っています。絶対合格して、制服や勉強道具を買ってもらいたいと思います。ありがとうございました。」
「僕は、小学校5年生の時に震災にあいました。発電所の爆発により、家には帰れず、避難場所を5回変わりました。今はいわき市に住んでいます。
小学校を卒業し、中学校に入学したと思ったらあっという間に卒業の時期になりました。
今は、高校受験のため頑張って勉強しています。」
「お陰様で、無事一期合格しました。これから3年間よろしくお願いします。」
いわき市には、津波で家屋が全壊や半壊となったり、原発事故の影響で他の地域から避難されていたりと、様々な状況のご家庭があります。
本奨学金を通して、いわき市で暮らす子どもたちが未来に向かって充実した学校生活を送れるよう、応援してまいります。
日本ユネスコ協会連盟は、2015年も被災地の子どもたちの教育支援を継続します。
引き続き、皆さまからのご支援をよろしくお願いいたします。