【活動報告】ネパールの小学校クラス
2022.07.06
ネパールの寺子屋では、コロナ禍による影響を念頭に、学校に行っていない、または学校を中途退学した子どもたちへの学習機会の提供を強化しています。優先している活動の一つが、10-14歳の子どもたちを対象とした、3年間の小学校程度のクラスです。
3年間学んだ後は、成績などによって小学校や中学校に進学あるいは編入することができます。このクラスは、さまざまな家庭の子どもが学び続けるため、大きな役割を果たしています。
現在は、2年目に入った27クラス(約500人)の子どもたちに加えて、新しく19クラス(約400人)の1年目のクラスが始まりました。
内容は国語(ネパール語)、算数、英語、社会、理科の5科目です。お昼には給食もあり、経済的に厳しい家庭の子どもたちが寺子屋に通い続け、栄養もとれるようになっています。
教科学習以外にも、主に女の子を対象に、女子教育の重要性や早婚の問題についての研修会を、各クラスでおよそ2ヵ月に1回行っています。
近隣の保健施設や寺子屋スタッフ、地域の学校の保健師などが講師になり、成長期を迎える子どもたちが、自分の心身の変化や守られるべき権利について理解できるよう、サポートしています。
今年度始まった46の小学校クラスでも、子どもたちが希望を持って勉強に取り組む姿が期待されます。
引き続き、世界寺子屋運動への皆さまのご支援をよろしくお願いします。