カンボジア・倉木麻衣さんと迎えた寺子屋開所式!
2016年2月25日(木)、カンボジアで14軒目の寺子屋となる「トレイニョル(※)寺子屋」の開所式が行われました。ここは、人気歌手として活動する倉木麻衣さんが、カンボジアに寺子屋を建て、その後の運営費(計3年分)を支援するため、自らファンの方々に募金を呼びかけて誕生しました。
倉木さんは2014年3月、JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」のメンバーとしてカンボジアを訪れ、リエンダイ寺子屋で音楽の授業をしました。そこで子どもたちの状況を目の当たりにしたことがきっかけとなり、帰国後、皆の学びの場である寺子屋を作って彼らの力になりたいと、ライブやイベントを通じて1年以上にわたる募金活動をしました。
倉木さんは集まった約600人の村人に向けて、クメール語でこう語りかけました。
「今日という日が来てとても嬉しいです。多くの子どもたちや大人の方々にこの寺子屋で沢山学んでもらい、将来の夢に役立ててほしいです。これからも寺子屋をサポートして、見守っていきたいと思っています。」
“倉木先生”の音楽の特別授業「みんなでリズムを取る勉強をしましょう!」
子どもたちの「将来の夢」を書いた旗。「歌手になりたい」と夢が芽生えた子も。
寺子屋では今後、識字クラスや小学校をドロップアウトした子どもたちの復学支援クラスなどの実施に向けて、学習者募集や教員研修などの準備に入ります。6~7月頃には、クラスが開かれる予定です。
倉木さんをはじめ支えてくれる方々の想いをしっかりと感じ取り、村の人びとはトレイニョル寺子屋で新たな一歩を踏み出します。
(※)過去の記事で「トレイノル」と表記しましたが、今後は現地の発音に近い「トレイニョル」とさせていただきます。