カンボジア・16軒目の寺子屋建設中!
カンボジアでは現在、シェムリアップ州チクライン郡ポングロ・クラオム コミューン ポンロピー村で16軒目となる寺子屋が建設中です。村は、シェムリアップ市街地から車で約1時間30分離れた場所にあります。
市街地は観光業により急速な成長を遂げつつありますが、ここポングロ・クラオム コミューンではその恩恵を受けることができず、住民の約4割が貧困層(1日1ドル以下の収入で生活する人)にあたります。コミューンには13の村がありますが、うち7村に小学校がなく、6歳~14歳の子ども2090人中418人、全体の約20%が学校に通っていません。15歳以上の非識字率は全体の約15%を占めます。
これまでにこの地域が受けたNGOなどの支援では、文字の読み書きや職業訓練を提供するものがありませんでした。
村では寺子屋建設が決まってから、着々と準備が進んでいます。9月には、住民が集まって寺子屋の運営にあたる「寺子屋運営委員」が選挙で選ばれました。寺子屋建設工事現場で、委員長のソン・ポーンさん、副委員長のシン・サランさんに今の気持ちをお聞きしました。
『日本の皆さんのおかげで、私たちの村に来年「寺子屋」ができます。文字の読み書きができない人や、学校に行けない子どもが学べるようになったり、色々な仕事のスキルを身に着けたりと、今までにできなかったたくさんのことができると聞きました。村のみんなが、今から完成をとても楽しみにしています』。
開所式は2017年3月中旬を予定しています。
皆さまからの世界寺子屋運動募金、書きそんじハガキ・キャンペーンのご協力を、引き続きよろしくお願いいたします。