プロジェクト未来遺産2017の登録証伝達式を実施しました
昨年12月に、「プロジェクト未来遺産」として登録された4プロジェクトに対する登録証伝達式が現在各地で開催され、3月末に終了いたしました。
1.「子供と命をつなぐジッキョヌホーのトウギョの里プロジェクト」
◆団体名:NPOファングル塾(名水のむらジッキョ、自立創造委員会)・鹿児島県大島郡知名町
2018年2月4日(日)、鹿児島県大島郡知名町「瀬利覚消防コミュニティセンター」にて、今井知名町長をはじめ、集落の方々等約70名が集まり、伝達式が開催されました。
酒井暁子未来遺産委員より、ファングル塾の朝戸代表に登録証が授与されました。鹿児島県初めての「プロジェクト未来遺産」登録を受けて、朝戸代表は、「高齢化が進む地域ではあるが、子どもたちへの継承に益々力を入れていきたい」と決意を表されました。
2.「おらほのながめづくり-『遠野物語』の文化的景観を守る-」
◆団体名:遠野市土淵町山口自治会・岩手県遠野市
2018年2月18日(日)、岩手県遠野市「サンパークやなぎ」にて、山口自治会の方々、本田市長をはじめ、遠野ユネスコ協会や岩手県ユネスコ協会連盟等、約70名が集まり、伝達式が開催されました。
西山徳明未来遺産委員より、山口自治会の厚楽会長へ登録証が授与されました。厚楽会長は、「先人が築いた習俗・文化・景観を『遠野物語』発祥の地に生活する者として、この宝を後世に継承していく活動に喜びと責任を感じ、今後一層、日々の活動に努力していく所存です」と決意を述べられました。
伝達式とあわせて、西山徳明委員から、「遠野からはじまる歴史文化まちづくりの未来」と題した記念講演も行われ、盛大な伝達式となりました。
3.「福野夜高祭『災厄からの復興の心』を引き継ぐプロジェクト」
◆団体名:福野夜高祭連絡協議会・富山県南砺市
2018年3月11日(日)、富山県南砺市「福野文化創造センター」にて開催されました。当日は、石井富山県知事、田中南砺市長をはじめ、富山ユネスコ協会、氷見ユネスコ協会、南砺ユネスコ協会、曳山保存会等の関係者約60名が集まりました。
伝達式は、子どもたちによる太鼓の競演を皮切りに、齊藤未来遺産委員から選考理由と祝辞が述べられ、牧貞夫日本ユネスコ協会連盟理事より、福野夜高祭連絡協議会の山辺会長へ、登録証が授与されました。
山辺会長は、「町中に太鼓の音が聞こえてくるとワクワクする気持ちを、地域の皆で協力し、地方を彩る祭りとして100年後の子どもたちにもしっかりとつないでいきたいと思います。」と今後の豊富を述べられました。
4.「未来へつなぐ子ども達の健康と健やかな成長を~田井の子供神相撲~」
◆団体名:田井子供神相撲保存会・香川県高松市
2018年3月23日(金)、香川県高松市の高松市役所大会議室にて開催されました。大西高松市長をはじめ、プロジェクト未来遺産に登録されている香川長農村歌舞伎保存会の真鍋会長、高松ユネスコ協会など、約50名が出席しました。
西山厚未来遺産委員から、田井子供神相撲保存会の陶山会長に、登録証が授与されました。陶山会長は「牟礼町の人たちでも田井の子供神相撲を知らない人もいます。今回の登録をきっかけに、自分の足元を固めて広げていきたい。」と意気込みを語りました。
また、伝達式には、田井の子供神相撲の力士ら5名も出席し、代表して山田大智くんから「(小学校を)卒業する年にプロジェクト未来遺産に登録されて嬉しいです。後輩たちにも田井の子供神相撲を伝えていきたいです」との喜びの挨拶がありました。
伝達式とあわせて、「相撲と子どもとお釈迦様」と題して、西山厚委員より記念講演が行われ、盛大な式典となりました。