未来遺産運動ニュース(2月号)~日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに
日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む全国73の「プロジェクト未来遺産」により、日本各地でさまざまな活動が展開されています。
未来遺産運動ニュースでは、未来遺産運動や「プロジェクト未来遺産」に関する行事・イベント情報などを定期配信しています。身近な地域や全国の“たからもの”を見つけて、皆さまも活動に参加してみませんか。
【行事・イベント情報】
【参加者募集】2月の和白干潟クリーン作戦と自然観察(2/25開催)
(主催団体より)
和白干潟を守る会では毎月第4土曜日の15時から、干潟クリーン作戦と自然観察を実施しています。学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まり下さい。
集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁)
※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅下車徒歩5分
参加料:無料 連絡先:090-1346-0460(田辺)
※新型コロナウイルスに関する取り組み
① 体調の悪い人は参加しない ② 各自がマスクを着用し、手を消毒する。
(注意)掲載内容は、掲載日時点の情報です。最新の情報については、各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。また、参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、 直接 、各団体へご連絡ください。
【Pick Up】
【事務局より】企業との連携による取組みのご紹介
未来遺産運動では、全国各地の「プロジェクト未来遺産」を応援するため、企業からさまざまな形でご協力をいただいています。
身近な「プロジェクト未来遺産」を訪れることや、活動への参加を通じて地域の人びととともに汗を流すことは、文化や自然への理解を深め、地域の遺産を守る気持ちを育みます。地域で地道な努力を続ける方々にとっても、企業による協力は大きな後押しとなっています。今回は、企業との連携によるこのような 取組の一部をご紹介します。
(1)駅からハイキング(JR東日本)
JR東日本が主催する無料のウォーキングイベント「駅からハイキング」では、未来遺産運動とのタイアップ企画として「プロジェクト未来遺産」の魅力に触れる2コースが設定されています。
予約不要でどなたでもお気軽にご参加いただけますので、ご興味のある方は以下のJR東日本の公式サイトより詳細をご確認下さい。
■みちのく潮風トレイル~みなとまち気仙沼、潮風かおる風待ち地区を散策~
(開催期間:2023年1月6日(金)~3月31日(金))
■プロジェクト未来遺産・城下町村上 春の町屋散策コース
(開催期間:2023年3月1日(水)~3月31日(金))
(2)「チームエナセーブ未来プロジェクト」(住友ゴム工業株式会社)
日本の豊かな自然環境を次世代へつないでいくことを目指し、2013年より、全国各地の「プロジェクト未来遺産」の地域にて、ダンロップの社員の皆さまと地域の方々が一緒になって環境保全活動に取り組んでいます。
2022年は、コロナ禍以来3年ぶりに全国8か所で活動を実施することができ、参加者や受入団体からも再開を喜ぶ声がきかれました。
【2022年活動一覧】
開催日 | 所在地 | 団体名 | 活動内容 |
6/4(土) | 和歌山県海南市 | 自然回復を試みる会・ビオトープ孟子 | 孟子不動谷で田植えをしよう!プロジェクト (田植え作業) |
6/12(日) | 愛知県瀬戸市 | 海上の森の会 | 海上の森の自然を守ろう!プロジェクト(湿地の笹刈り) |
6/25(土) | 埼玉県さいたま市 | 未来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会 | 見沼たんぼを100年後の子ども達に残すプロジェクト(田んぼの草取り) |
7/2(土) | 福井県越前市 | 水辺と生き物を守る農家と市民の会 | 越前にコウノトリを呼び戻す田んぼファンクラブ(ビオトープの草刈り、泥上げ作業) |
9/3(土) | 北海道白老郡白老町 | ウヨロ環境トラスト | ラブアースの森づくりin白老(除間伐作業) |
9/10(土) | 岩手県一関市 | 久保川イーハトーブ自然再生協議会 | 久保川イーハトーブ自然再生事業(植樹及び散策路の整備作業) |
10/1(土) | 岡山県美作市 | 英田上山棚田団 | 英田上山棚田再生プロジェクト~未来へつなぐ棚田8300枚~(小川の整備作業) |
10/23(日) | 福岡県福岡市 | 和白干潟を守る会 | 博多湾・和白干潟の自然保護活動(干潟の清掃) |
(3)「StarHeritage」プログラム(ジェットスター)
ジェットスターの航空券をオンラインで予約する際に、航空券の代金と一緒に未来遺産運動への寄付を募る「StarHeritage」プログラムを通じて、2017年以降継続してご寄付をいただいております。
また、2018年および2019年は、プログラムの一環として、ジェットスターの社員の皆さまにプロジェクト未来遺産登録地にてボランティア活動を実施いただきました。
プログラムの詳細や過去の活動状況はジェットスターの公式サイトにてご覧いただけます。
「プロジェクト未来遺産」には、これまでに、地域性を反映する歴史的町並みや、伝統芸能・祭事、自然環境などを対象とした、市民が主体となって行われている73の活動が登録されています。登録プロジェクトの詳細は下記のHPにてご覧いただけます。
未来遺産運動では、ひとりでも多くの皆さまに、身近な地域や全国各地でがんばっている「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を超えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。