未来遺産運動ニュース(’23/5月号)~日本の豊かな自然や文化を100年後の子どもたちに
日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。
自然・文化の継承に取り組む全国79の「プロジェクト未来遺産」により、日本各地でさまざまな活動が展開されています。
未来遺産運動ニュースでは、未来遺産運動や「プロジェクト未来遺産」に関する行事・イベント情報などを定期配信しています。身近な地域や全国の“たからもの”を見つけて、皆さまも活動に参加してみませんか。
【今月の行事・イベント情報一覧】
■《福岡県福岡市》 ①第25期和白干潟の自然観察ガイド講習会(5/7開催)
②和白干潟クリーン作戦と自然観察(5/27開催)
■《愛知県瀬戸市》 ①森であそぼう!(5/14開催)
②自然ウォッチング(5/7,6/4開催)
【行事・イベント情報】
【参加者募集】第25期和白干潟の自然観察ガイド講習会(5/7)
(主催団体より)
第25期和白干潟の自然観察ガイド講習会「和白干潟の楽しさ再発見の観察会!」
和白干潟の自然観察会ガイドを育成するための講習会です。自然を体験して学習します。参加をお待ちしています。(初心者歓迎)
講師:清野聡子氏(九州大学大学院 社会環境部門 准教授)
集合場所:和白干潟を守る会事務所 注意事項:室内マスク着用。フィールドにて活動中、人との距離が取れず会話する場合もマスク着用。
参加費:300円 募集人員:20名
アクセス:JR香椎線和白駅下車徒歩10分 西鉄電車唐の原駅下車5分 西鉄バス白浜下車徒歩3分
※詳細は下記のチラシをご覧ください。
【参加者募集】和白干潟クリーン作戦と自然観察(5/27)
(主催団体より)
干潟クリーン作戦と自然観察を実施しています。学生や社会人など幅広い年代の参加を大歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まり下さい。
集合場所:和白干潟海の広場(福岡市東区和白4丁目) ※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅下車徒歩5分
参加料:無料
連絡先:090-1346-0460(田辺)
※人との距離(2m)が確保出来ない場合はマスク着用、手の消毒をお願いします。
【参加者募集】森であそぼう!(春を見っけ!) (5/14)
(主催団体より)
海上の森と里にはたくさんの花・虫・鳥たちが生きている。食べて歌って家族をつくって、わたしたち人と同じように暮らしているよ!みんなで見つけに行こう!音・色・形!
対象:小学1年生~4年生まで(保護者要同伴)
お申し込み方法等の詳細は、下記のチラシをご覧下さい。
【参加者募集】自然ウォッチング(5/7,6/4)
(主催団体より)
毎年4月~12月の第1日曜日の9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。申し込みは要りませんので参加希望の方は【海上の森の入り口駐車スペース】までおいでください。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察しながら知識を深めませんか?
集合時間・場所:当日9:20までに【海上の森入口駐車スペース】に集合 ※少雨開催
対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴
参加費:100円/人
(注意)掲載内容は、掲載日時点の情報です。最新の情報については、各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。また、参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、 直接 、各団体へご連絡ください。
【事務局職員報告】第9回「生物多様性フォーラム」に参加してきました。
(団体名) 特定非営利活動法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子
(開催日)2023年3月4日(土) (エリア)和歌山県海南市
同団体は、「100年後の子どもたちに守り伝える」という未来遺産運動の趣旨を重視し、幼稚園~大学院生と里山・ビオトープ孟子とを繋ぐ活動をしています。子どもたちは観察会等を通して学び、自分で設定したテーマを研究し、毎年研究発表をしています。
私個人がついていけるのは里山幼稚園の子どもたち一人ひとりの微笑ましくも可愛らしい発表内容まででした。小学生の発表となると文字通り「研究」という要素が含まれてきます。鷲谷いづみ先生(東京大学名誉教授・未来遺産委員会委員)や中島敦司先生(和歌山大学教授)らを唸らせるほどの発表もあり、未来世代が紡ぐビオトープ孟子の今後が益々楽しみになりました。
因みに今回のフォーラムでウグイスだと思っていた鶯色の鳥が実はメジロだったと知りました…。子どもたちから多くを学ばせてもらった一日でした。(報告:職員 C.K.)
【活動報告】美濃祭り「美濃流し仁輪加」
(団体名)美濃市仁輪加連盟
(開催日)2023年4月8日(土) (エリア)岐阜県美濃市
4月8日(土)~9日(日)の2日間にわたり、4年振りとなる「美濃祭り」が開催され、8日(土)の夕方からは、13町内による「美濃流し仁輪加」を行いました。
仁輪加とは、江戸時代から続く伝統芸能で、風刺と洒落の利いた秀逸な落ちのある即興劇です。
この日、うだつの上がる町並み内の4か所を会場とし、各町内が順にまわって独自の仁輪加を披露しました。各会場にはたくさんの観光客が訪れ、仁輪加の落ちが演じられると、会場は多くの笑い声であふれていました。
未来遺産運動では、ひとりでも多くの皆さまに、身近な地域や全国各地でがんばっている「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を越えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。