一里塚跡に新たな石碑を設置!
組織部の竹内です。
未来遺産運動の取り組みの一つである「プロジェクト未来遺産」は、これまでに30のプロジェクトが登録されました。
登録されたプロジェクトでは、さらなる活動の充実がみられるとともに、中には地域の活性化の一助ともなっている所も出てきています。今回は、「プロジェクト未来遺産」として登録されたプロジェクトの登録後の活動についてご紹介します。
プロジェクト未来遺産として「木曽丸ごと夢作り活動」を行っているNPO法人木曽ユネスコ協会(塩尻市)が、木曽郡大桑村野尻の下在郷(しもざいごう)の一里塚跡に石碑を新たに設置しました。
江戸時代の主要街道の一つである中山道には、北東の贄川宿から南西の妻籠宿の間(木曽路)にかつて22カ所の一里塚がありましたが、所在地がわからないなど、保存状態がよくないところが多くあります。そうしたところに、石碑を設置し、目印機能の復元しているのです。
4月に行われた大桑村野尻の下在郷一里塚跡に設置された新しい石碑のお披露目の際には、大桑村の村長、教育長、公民館長などの関係者と木曽ユネスコ協会が出席し、折りよく愛知県から来たウォーキングの団体も参加して除幕式が行われました。
最近、中山道を歩いている人を良く見かけます。
中山道を旅した人たちを支えた木曽の先祖が残した、貴重な街道文化遺産のひとつである一里塚にも関心が高まることを願っています。
木曽路の街道文化を後世に残すための、一里塚跡を整備する取り組みは次回引き続き紹介します。
木曽丸ごと夢作り活動
団体名:木曽ユネスコ協会
場所:長野県木曽郡
木曽川沿いに結ばれた11宿からなる街道文化の守るために、木曽地域の連帯をはかる。