モコモコ植えてきました-被災地へ行って-前編
こんにちは、西片です。
休日、幼稚園の花壇に「モコモコ」という花苗を植えてきました。
真冬でも花壇をおおうように小さなビオラ(スミレ科)がモコモコと咲き誇ることから名づけられたそうです。
三菱UFJフィナンシャル・グループのボランティアさんと訪れたのは、宮城県多賀城市の桜木花園幼稚園。その名も美しい幼稚園ですが、東日本大震災の日、ひたひたと押し寄せる津波が一階部分を覆いました。園児、先生方、そして近隣の住民の方々と二階に取り残され、暗くて寒い夜を皆で温めあい、翌日救出され今日に至るまでの日々を園長先生がお話してくださり、胸が詰まりました。
「皆さんが作業を始める前に黙祷してくださって、改めて、なくなった園児、保護者の方々の顔が浮かびました。園舎はこうして見た目もきれいになってきましたが、今も仮設から通っている園児がいます。忘れないで皆さんが来てくださったのが、何よりも嬉しい」。
掘っても掘っても虫一匹いない土を廃土とし、新しい土を盛り、モコモコを植えたとたん、モンシロチョウが飛んできました。登園した園児たちの笑顔をいっぱいに咲いたモコモコとモンシロチョウが迎えてくれますように…。
これがモコモコです↓
※花壇再生プログラムについて
岩手県、宮城県、福島県の被災した小学校・中学校の花壇を再生するプログラムです。
被災地の学校から要望を受け、花壇の土の入れ替えや、花苗植えを実施します。ボランティア参加者は、三菱東京UFJ銀行を始め、MUFGグループ各社で募集しています。
http://www.unesco-scholarship.jp/flower/index.html