みんな気持ちは一つでした。”被災地の子どもたちのために”
震災子ども支援担当の上岡です。
2年前、私たちの支援活動は一つ一つ手探りの状態で始まりました。
震災直後、子どもたちの教育環境を一日でも早く取り戻そうと、ご自身も被災する中、休日を返上して職場に泊まり込み、全国から寄せられる善意の支援の受け入れ対応をしてくださった教育委員会の職員や学校の先生方。
自宅が流されて生活もままならない中、町の「子ども相撲」を復活させたいと、隣の県まで相撲場再建の資材調達にトラックで走りまわった建設会社の社長様。
『年金生活だから少ししか出せないけど・・困っている子どもたちのために』と募金のお電話をくださった年配のご婦人。
『まだ支援が届いていない他の地域の子どもたちのために』と、当連盟のパンフレットやホームページに掲載するための取材や撮影に応じてくださった奨学生のご家族。
『日本からの支援のおかげで勉強ができました。今度はぼくたちが支援する番です。』と、インドの貧しい村で日本の子どもたちのために募金活動をしてくれた寺子屋の子どもたち。
『自分も被災地に行った。2年経ったからといって、これで終わってはいけない。絶対に継続的な取り組みが必要。出来ることはするから。』と、私たちを応援してくださる企業のご担当者様。
『少しでも役に立てば・・』と、震災直後からボランティアで募金を呼びかけてくださっているサポーターの皆さま。
釜石、宮古、大船渡、陸前高田、気仙沼、塩釜、仙台、いわき。被災しながらも地元の学校を回って協会連盟と支援先の学校の架け橋となってくれた各地のユネスコ協会。
そして、私たちの活動に温かいご寄附を寄せてくださっている全国各地の支援者の皆さま。
被災沿岸地域が復興を果たすには、早くて10年はかかるとの声を耳にします。”被災地の子どもたちのために”という皆さまの応援が実って、やがて子どもたちの故郷が夢のある復興を果たしていることを心から願っています。