チョンクニア寺子屋、改修中!
2014.02.18
広報の間辺です。
3月中旬にカンボジア・シェムリアップへ出張に行くことになりました。
世界寺子運動、および世界遺産活動をこの目でしっかり見て、支援者の皆さまにご報告しようと思います。
さて、今日は、そんなカンボジアの寺子屋からのニュースです。
1993年から実施しているカンボジアでの寺子屋プロジェクト。2006年からは、世界遺産アンコールのあるシェムリアップ州の12郡すべてに、学びの場となる寺子屋を1軒ずつ建設し、識字率(生活に必要な読み書き計算ができる人の割合)の向上を目指しています。
2006年当初、最初に建設されたのは、東南アジア最大の湖・トンレサップ湖の湖畔のチョンクニア村に住む人びとのための寺子屋。雨季と乾季で湖の大きさが4倍にも変わることから、寺子屋は湖に浮かぶ水上寺子屋です。
湖上生活者(ボートが家!)も多いこの地域では、季節によって家の移動があります。それに合わせて寺子屋もあちらへ・・・こちらへ・・・と移動できるようになっています。
ところが、水上用の木造の建物ですから、陸上のコンクリート寺子屋と比べてとても傷みやすいのが現状です。
さて、このチョンクニア寺子屋、先月より改修が始まっています。今回の改修は、今まで湖に浮いていた寺子屋を、陸上に移すという大作業です。
カンボジア政府は現在、陸地への定住化政策を推進しています。それに伴い、多くの住民がボートの家から陸上に移動していることから、今回の移動となりました。
現在、ボート型の寺子屋を設置する土台の建設が行われています。
いくら木造平屋建てとはいえ、3部屋を有する大きな寺子屋をどのように移築するのか、今後もその様子をお伝えします。