4年目の活動にむけて
震災子ども支援担当の上岡です。
2011年3月11日 に発生した東日本大震災により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
「ユネスコ協会就学支援奨学金」では、これまでの3年間で、岩手・宮城・福島県で特に甚大な被害を受けた地域を特定して、合計2,005人の子どもたちに奨学金を届けてまいりました。
3年前の2011年3月に小学6年生だったお子さんはこの春から高校生になります。中学3年生だったお子さんは、ちょうどこの時期、高校の卒業式を迎えているころでしょう。この3年という期間は、子どもたちにとってはそれぞれに二度とない3年間だったことと思います。
この奨学金を通して、被災した環境の中でも一歩ずつ前へ進もうとされているお子さま方の就学を支援できましたのは、日本各地そして海外から温かいお心でご協力くださったご支援者の皆さまお一人おひとりのお力添えがありましてのことです。心より御礼申し上げます。
本奨学金は、奨学生1人につき月額2万円の奨学金を3年間にわたって給付するもので、3年前の2011年度に採用した奨学生に対しては今月末で3年間の給付が完了し、奨学生の皆さんはこれからそれぞれの道に歩んでいかれます。また、2012年度に採用した奨学生に対しては、この後も2014年度末まで給付をおこない、また2013年度に採用した奨学生に対しては2015年度末まで給付をおこなってまいります。
そして、これから4年目に入る活動でも、私たちは、さらに1人でも多くの子どもたちに奨学金を届けていきたいと思っております。まだ支援できていない子どもたちのために、引き続き、奨学金の原資となる募金のご協力をお願いできれば幸いです。
3年間の温かいご支援に重ねて感謝申し上げますとともに、今後とも何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。