福島の奨学生
2016.06.10
こんにちは、子ども支援担当の井上です。
「東日本大震災教育復興支援レポート2015」作成のため、福島県の新地町といわき市の奨学生を取材してきました。
新地町には福島県最北の新地駅がありましたが東日本大震災の津波により破壊され、現在駅はありません。新地町には常磐線の代行バスにて行くことができます。駅周辺では工事が進んでいますが、復興はまだまだ途中の状況です。
新地町では1名の奨学生の取材を行いました。新地町伝統、福田十二神楽の神楽師を務める高校1年生です。最初は恥ずかしがっていましたが、お母さんも加わり様々な話をしてくれました。
その後いわき市に移動し3名の奨学生を取材しました。取材には、いわきユネスコ協会の方々も協力してくださり、当日は取材場所まで足を運んでくださいました。
同じいわき市の奨学生であっても原発の影響で避難して来ていたり、元々住んでいたりとそれぞれ違ったバックグラウンドをもっていました。
しかし、どの奨学生にも共通していたことはとても前向きで高校生活を楽しんでいるということです。部活動や授業に一生懸命取り組み、具体的な将来の夢に向かって頑張っていました。また、保護者の方からは皆さんのご支援によって経済的にも助かっており、子どもにやりたいことをやらせてあげられる、という声を頂きました。
奨学生たちへの詳しい取材内容は復興支援レポートに掲載されますので、完成を楽しみにしていてください。