未来遺産運動ニュース(’23年11月号)
日本ユネスコ協会連盟では、日本国内の豊かな自然や有形・無形の文化を、地域の“たからもの”として100年後の子どもたちに伝えていくことを目指し、未来遺産運動を行っています。自然・文化の継承に取り組む全国79の「プロジェクト未来遺産」では、日本各地でさまざまな活動を展開しています。
各団体のイベント情報・活動報告は下記をご覧ください。
イベント情報
4.糸蒲村 村踊り縁起「能羽の縁」上演会(11/12)/沖縄県中頭郡中城村
~世界に伝えたい阿波人形浄瑠璃の魅力~(11/26)/徳島県徳島市
活動報告
~シュノーケリング体験教室~(毎年8月~9月)/徳島県海部郡
参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察報告(9/23)/福岡県福岡市
発行物
2.こんぶくろ池通信(発行:NPO法人こんぶくろ池自然の森)
【イベント情報】
※内容は掲載日時点のため、最新情報は各団体のHPなどを確認いただくようお願いします。参加のお申し込みや行事などに関するお問い合わせは、各団体へご連絡ください。
1.①山口鷺流狂言保存会定期公演②こども狂言教室発表会
■主催団体より
① 山口鷺流狂言(さぎりゅうきょうげん)保存会の毎秋の定期公演は、保存会の活動の成果の発表の場として開催しています。来年は保存会結成70周年を迎え、会員一同気持ちが盛り上がっています。狂言が好きな方だけでなく、初めてご覧になる方、山口市を訪れて地域の文化に触れたい方など、どなたでも気軽に楽しんでもらえるように解説付きの公演をします。入場は無料ですが、保存会運営のための寄付をお願いしています。
会場:山口県教育会館ホール(山口市大手町2-18)
演目:佐渡狐、文荷、盆山、宮城野
定員:先着500名
②毎年秋には、「こども狂言教室発表会」を行っています。今年入った新人とともに、毎年参加している経験者の小中学生が本物の能舞台で狂言を発表します。ぜひ会場にお越しください。
会場:野田神社能楽堂(山口市天花1-1-2)
演目:しびり、柿山伏、神鳴り
2.里山の保全活動体験会
■主催団体より
当団体は里山保全、自然調査活動、歴史的・文化的景観の保全活動に加え、年間を通して様々な自然環境教育などの啓発活動を行っています。未経験の方も歓迎しますので是非ご参加ください。詳細情報は下記のチラシをご覧ください。
3.自然ウォッチング
■主催出演団体より
4月~12月の第1日曜日の9:30~14:00まで、自然ウォッチングを開催しています。都市近郊にありながら、自然豊かな万博記念の森として残された海上の森で、植物・野鳥・昆虫などを観察して知識を深めませんか?
集合時間・場所:当日9:20までに海上の森入口駐車スペースに集合 ※申込不要
対象:小学生以上 ※小学生は保護者要同伴
参加費:100円/人
少雨開催
詳しくは下記の団体ホームページからご覧ください。
4.糸蒲村 村踊り縁起「能羽の縁」上演会
■出演団体より
糸蒲村村踊り縁起「能羽の縁 (ぬふぁぬえにし) 」上演会 は第11回中城 (なかぐすく )村文化まつり(11月11日~12日)の最後の演目として実施します。出演者は中城村南上原組踊保存会の塾生(小学5年生~高校2年生)です。本組踊は令和5年に創作されたばかりの新作の組踊で、上演会の運営をすべて(地謡を除く司会・解説・立ち方等)子ども組踊塾生で行います。組踊を初めてご覧になる方にも楽しんでいただけるよう字幕表示もございます。詳細は下記のチラシをご覧ください。
5.①和白干潟クリーン作戦と自然観察②和白干潟まつり
■主催団体より
①毎月第4土曜日(12月は第3土曜日)実施。学生や社会人など幅広い年代の参加を歓迎します。ご興味のある方は当日現地にお集まりください。
1.各自がマスクを着用し、手を消毒する。※暑いときは熱中症予防のためマスク非着用。
2.飲み物持参
※駐車場なし/西鉄電車唐の原駅下車徒歩5分
参加費:無料
連絡先:090-1346-0460(田辺)
②1989年に「第1回和白干潟まつり」を開催して今年で35回目を迎えます。自然観察会を中心としたお祭です。バードウオッチングや自然あそび、植物観察、干潟の生きもの観察、マリンワールドのお魚水槽展示などがあります。ご興味のある方は下記のチラシをご覧ください。
6.「プロジェクト未来遺産」登録10周年記念講演~世界に伝えたい阿波人形浄瑠璃の魅力~
■主催団体より
当団体の活動が「プロジェクト未来遺産」に登録されて10周年を迎えました。今回は10年という節目を記念し、公益財団法人徳島県国際交流協会の皆さまにご協力頂き、徳島県在住の外国人の方を招いての公演となります。人形浄瑠璃を通じて世界の方々と交流し、平和な世界を築いていきます。皆さまのご来場お待ちしております。
公演の詳細は下記のチラシをご覧ください。
活動報告
1.千年サンゴ観察会ツアー~シュノーケリング体験教室~
開催日:毎年8月~9月
エリア:徳島県海部郡牟岐町(モラスコむぎ沖)
団体名:NPO法人カイフネイチャーネットワーク(千年サンゴと活きるまちづくり協議会)
■主催団体より
2009年3月21日、牟岐(むぎ)千年サンゴの発掘隊の主催で牟岐大島周辺の環境を考える「牟岐千年サンゴの森シンポジウム」が行われました。世界最大級と称されるハマサンゴや、大発生しているサンゴの天敵オニヒトデについて研究者3名が講演。「世界一と知られている千年サンゴに誇りを持ち、保護して欲しい」と呼びかけました。以降、保全活動班は牟岐町の皆さんに千年サンゴを観てもらう活動を開始しました。県南の美しく豊かな海と触れ合いながら地域特有の生物多様性の魅力と海洋環境保全の大切さへの理解を深める機会として、モラスコむぎ沖の海岸でシュノーケリング体験教室を毎年行っています。
2.秋の国際海岸クリーンアップ(ゴミデータ調査)参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察
開催日:9月23日
エリア:福岡県福岡市
団体名:和白干潟を守る会
■主催団体より
和白干潟クリーン作戦と自然観察の中で、9~10月に世界各地で行われる「秋の国際海岸クリーンアップ(JEAN主催)」に賛同した干潟の掃除と人工ゴミデータ調査を行いました。参加者は31名集まりました。人工ゴミは31種類に分類されました。特に多かったのはプラスチック類の「ペットボトル」です。
【回収したゴミの量】
可燃ゴミ:33袋、不燃ゴミ袋:4袋、粗大ゴミ:ガソリン用一斗缶1個
【感想】
人工ゴミが多かったです。大島でもボランティアでゴミ拾いをしていますが、ゴミの種類に違いがあると感じました。
(和白干潟のクリーン作戦に参加して)楽しかった。
発行物
団体名:和白干潟を守る会
タイトル:和白干潟通信「第147号」
団体名:NPO法人こんぶくろ池自然の森
タイトル:こんぶくろ池通信「第114号」
未来遺産運動では、多くの皆さまに身近な地域や全国各地の「プロジェクト未来遺産」に関心を持っていただくことで、地域を越えた新たなつながりを生み出し、日本全国に応援の輪が広がることを目指しています。