株式会社ファーストリテイリングの職場訪問&職業体験(宇部市)
U-Smileプログラムでは、さまざまな理由で困難な状況に置かれた子どもたちへの体験支援を提供しています。 山口県宇部市と日本ユネスコ協会連盟との包括的連携協定に基づき組成されたワーキングチームのメンバーである、株式会社ファーストリテイリング(以下、FR)の協力により、2024年8月、宇部市の高校生を対象に、FR本社(山口県山口市)訪問とユニクロ宇部清水川店での職業体験を実施しました。
午前中のプログラム
<社員による講演>
FR本社にて、会社の歴史やSDGsの取り組みについて話を伺いました。参加した高校生たちは、熱心にメモを取りながら話に耳を傾けていました。
<本社ツアー>
敷地内にあるさまざまな施設を見学しました。カフェテリア前の廊下には、FR が行っている難民支援に関するクイズが掲示されており、その掲示を見ながら難民支援についても話を伺いました。
難民とはどのような人たちなのか、どうして生まれてしまうのか、高校生たちも難民支援への理解が深まったようでした。
<職業体験:GUカスタマーセンターでのお客様電話対応>
カスタマーセンターの役割や言葉遣いについて学んだ後、高校生の代表者が台本を見ながらお客様からの電話に応える練習を行い、慣れない中でも上手に対応し、拍手が沸き起こりました。
<本社カフェテリアで昼食>
みんなの緊張もほぐれ、リラックスして交流を深める時間となりました。
午後のプログラム
<職業体験:ユニクロ店舗バックヤードでの商品袋出し作業>
ユニクロ宇部清水川店のバックヤードで、Tシャツやスウェット、アウターを納品時の袋から出し、色やサイズごとに整理して、翌日の発売に向けた準備を行いました。
店長経験のある社員さんから効率の良い作業方法を教わり、各自が工夫を重ねながら作業を進めました。1時間後、予定されていた作業はすべて終了し、翌日の品出しの準備が無事に整いました。みんな集中して、よく働きました。
<お買い物体験>
最後に、ユニクロ店舗でお買物体験を行い、本日のプログラムは終了しました。
参加した高校生たちからは、「初めてのことがたくさんあった」「さまざまなことを学び、とても充実した時間を過ごせた」などの感想が寄せられました。
この日、FRの皆さまがどんな思いで物作りに取り組み、日々どのように働いているのかを直接伺えたこと、そして普段行き慣れたユニクロの店舗で行われている仕事を自分の手で体験したことが、参加した高校生にとって「働く」ということのイメージをより具体的にし、自分の進路を考えるきっかけになればと願っています。
これからも、子どもたちにさまざまな体験の機会を届けてまいります。
株式会社ファーストリテイリングの皆さま、素晴らしいプログラムをご提供いただき、ありがとうございました。