新たに3つの村に寺子屋が完成!インドでの世界寺子屋運動、2010年の活動内容と成果。
ラオスでの世界寺子屋運動の活動をご報告します。
3つの村に寺子屋が完成
2010年度は新たに3村の寺子屋が完成。開所式典では、村のリーダーや先生によるスピーチ、寺子屋を紹介する劇の上演やダンスの披露などが盛大に行われました。500人を超える村の人たちが集まり、寺子屋への高い期待がうかがえました。
新しい寺子屋で授業開始
新しい寺子屋で授業が開始されました。さっそく子どもたちのための補習クラスや、女性のための縫製クラスが始まっています。また、人びとの集会の場所としても活用されています。
9月8日は特別な日
日本ではあまり知られていませんが、9月8日は「国際識字デー」です。支援地ゴカック郡では、独立記念日と同じように大々的に祝われる特別な日で、各村の寺子屋関係者によってさまざまなイベントが開催されました。草の根レベルで教育や識字の重要性を広める大事な一日です。
「寺子屋の運営を自らの手で!」
2012年に終了を予定しているインドのプロジェクト。プロジェクト終了後は海外からの支援に頼らず、村の人たち自身の手で寺子屋を運営できるよう、村の人たちは1村あたり年間約5万円を目標に、行政・企業・地域住民へ寄附の呼びかけを開始しています。いよいよ自立への道を歩み出しています。
ご支援、ご協力いただきました皆様に改めまして感謝申し上げます。
日本ユネスコ協会連盟は、引き続き「世界寺子屋運動」を継続してまいります。
<活動概要>
成人識字率(15歳以上):63%(EFAグローバルモニタリングレポート2011)
開始年:2002年
現地パートナー:ベルガウム農村総合開発協会(BIRDS)
2010年度学習者:補習クラス/1188人、職業訓練/310人、研修参加者/799人
コンピュータークラス/22人、成人女性の識字クラス/558人
対象地域:カルナータカ州ベルガウム県ゴカック郡の45村