7月2日 今日は日本がUNESCOに加盟した日
2019.07.02
ちょうど68年前の今日、日本は60番目のUNESCO(国際連合教育科学文化機関)加盟国になりました。当時、日本はまだアメリカの占領下にあり独立国としては認められていなかったにもかかわらず、国際機関のUNESCOに加盟できた背景には、仙台に端を発した世界初の草の根のユネスコ運動の力がありました。
「戦争は人の心の中で始まるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」で始まるUNESCO憲章は、戦後自信を失っていた当時の日本の人びとの心を打ち、平和国家として生まれ変わることを希求する市民運動にまで発展していきました。
「UNESCOへの加盟こそが日本が平和国家への生まれ変わるための第一歩」と1947年に民間から起こったUNESCO加盟運動は、政府、国会などにも波及し、政府と民間の協力による一大運動となり、約4年後の1951年7月2日、遂に実を結びました。
政府間の政治的な取り極めのみならず、人類の知的精神的連帯があってこそ真の平和が実現する、そんなUNESCOの理念に賛同し立ち上がった人たちの想いが連なり、全国に広がった民間ユネスコ運動。人類が二度と戦争を起こさないために、私たち日本ユネスコ協会連盟は今日も活動を続けています。
私たちについて、詳しくはこちら↓