【新居浜ユネスコ協会】寄席の魅力満喫 観客大笑い 第13回新居浜ユネスコ寄席
7月13日(土)、新居浜市市民文化センター中ホールで、「第13回新居浜ユネスコ寄席」が開催され、約200人の観客が伝統芸能の醍醐味に触れました。
新居浜ユネスコ協会では、~つなげよう平和の心~を合言葉に、「平和の文化」実践活動の一つとして、市民の方々にユネスコ協会の活動を知っていただくきっかけとして、12年前より毎年、日本伝統の話芸である落語を中心とした新居浜寄席を実施しています。
より多くの方々にお越しいただけるよう、地元ケーブルテレビをはじめ、新居浜市まちづくり協働オフィスのWEBページにチラシを掲載していただくなど、さまざまな方法でチラシが市民の皆さまの目に入るよう努めました。また、チケットの販売も当協会事務局がある愛媛新聞社東予支社新居浜だけではなく、市内の公民館などでも購入ができるようにしました。
今年は元号が平成から令和に変わり、県内をはじめ、兵庫や福岡など県外から駆けつけてくれたアマチュア落語家たちも、「令和元年はまずこの噺から」との思いを込めて観客を笑わそうと技を磨き、準備してくれました。6名の噺家たちの巧みな話芸にいつのまにか酔いしれ、大笑いし、ストレスを発散できる2時間半になりました。
・寄席に来たのは初めてだという20代の女性の感想
「落語はテレビで見たことはあったが、実際に寄席に来たのは初めてだった。寄席の雰囲気がとてもよく、落語もとにかくおもしろかった。特に「壺算」では、店主が詐欺師の巧みな話術で騙される様が滑稽だった。大笑いし、ストレスも吹っ飛んだ。寄席の魅力は来てみないと分からない。また、機会があれば、是非参加したい。」 「笑う門には福来る」という諺の通り、ストレスを抱える現代人にとって、笑いは免疫力向上・ストレス解消など、人生における恩恵は計り知れません。笑いの輪をこれからも広げ、平和の心をつなげていけるよう活動を続けていきたいと思いを新たにしました。
会場では、当協会の青年部として活動している新居浜南高校ユネスコ部の取り組みを、パネルや資料を用いて紹介しました。昨年末に行った長崎現地研修での軍艦島や平和資料館等での活動、さらには、日本ユネスコ協会連盟主催の第9回ESD国際交流プログラムでドイツ・パリを訪問したユネスコ部員から、視察の様子などが報告されました。
そして、同会場にて当協会青年部が中心となって、東日本大震災で被災した子どもたちのために声を張り上げて行った募金活動では、30,120円の義援金が集まりました。当協会では、この募金にチケット売上金の一部を加算して「東日本大震災子ども支援募金」に寄付させていただくことにしています。