新型コロナウィルス対策の支援プログラムを開始(カンボジア、ミャンマー)
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟では、教育支援「世界寺子屋運動」を実施しているアジアの4ヵ国(アフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマー)における、新型コロナウィルス対策の支援を開始、および計画しています。
第1弾として、カンボジアとミャンマーでにおいて、現地のニーズに基づき下記の支援を開始しました。
<カンボジア>
対 象: シェムリアップ州の寺子屋18軒の周辺地域住民 約6,200人
内 容
・地域の公衆衛生(水、ゴミ処理)の向上と手洗いのための水資源確保
・子どもたちを含む住民対象の新型コロナウィルスに関する衛生教育プログラムの実施
・石鹸など、衛生用品配付と関係者へのワークショップ実施
・意識啓発活動の実施
日ユ協連カンボジア事務所 ノン・ブッタ所長より
「寺子屋の再開には少し時間がかかりそうですが、その間、コロナ禍対策で地域に貢献することができます。実施にあたっては州保健局と連携し、安全のためのガイドラインを守って活動します。」
<ミャンマー>
対 象: バゴー地方域4地区(タナットピン、ポウカン、パウンデー、オクトウィン)元学習者等 約3,000人
内 容: 石鹸、マスクの配付
現地の活動パートナー、ミャンマー識字リソースセンター(MLRC) プロジェクトマネージャー・ミャットナイン氏より
「日本も緊急事態宣言の中、ご支援をありがとうございます。ミャンマーでは6人が亡くなりましたが昨年まで教育支援に協力いただいた地区行政局の副区長が含まれ、ショックを受けています。我々も行動制限が厳しい中ですが、確実に必要物資を届けて、後日皆さまに報告します。」
アフガニスタン、ネパールにおいても感染拡大を受け、都市封鎖等が行われていますが、各国の連携先とともに対策を検討しています。
皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。