【構成団体会員の皆様へ】佐藤会長からメッセージ
まず初めに、このたびの、新型コロナウイルス感染症により、日本のみならず、各国で亡くなられた方々、そして感染された方々に心からお見舞いを申し上げます。また、それぞれの立場で、対応に尽力、努力されている全ての方々に敬意を表します。
2030年を目途に「SDGs:持続可能な開発目標」達成に向け国境を越えた連携と協力が進む矢先、突然このような惨禍に見舞われようとは、誰も予想していませんでした。日々、地域で活動されてきたユネスコ協会・クラブの皆さまにおかれましても、様々な制約のもと、これまでの活動や会合の休止を余儀なくされ、戸惑われているのではないかと思います。
しかし、私たちは、UNESCO憲章にもある、「よって平和は、失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かなければならない」という一節を改めて心に刻み、誹謗と対立ではなく、共感と連帯を深めることで、人類は光を見出すことができるのだという希望を胸に前進していきたいと思います。こうした危機にあっても、私たちは何が出来るのか、するべきなのかを、共に考え、行動に移していこうではありませんか。
すでに、世界寺子屋運動のカンボジアとミャンマーの現場で、新型コロナウィルス対策プログラムを開始いたしました。助けを必要としている人たちと連携しながら、私たち自身が、互いに協力し合うことで、新しい民間ユネスコ運動の新たな道筋が見いだせるものと信じます。
“Stay Positive! Go Forward!” 「つねに前向きに進もう!」を合言葉に、互いを信じて、力強く、歩み続けましょう!
2020年5月20日
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
会長 佐藤美樹