世界寺子屋運動terakoyaitem

新型コロナウィルス対策の支援プログラムを開始 (アフガニスタン、ネパール)

2020.06.17

公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟では、教育支援「世界寺子屋運動」を実施しているアジアの4ヵ国(アフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマー)における、新型コロナウィルス対策の支援を5月より行っています。

カンボジアとミャンマーへの支援に次ぐ第2弾として、3月下旬からロックダウン(外出制限・禁止)が続くアフガニスタンとネパールにおいて、現地のニーズに基づき下記の支援を開始しました(2020年6月~8月の期間実施予定)。

両国とも医療設備や備品が十分でなく、外出制限によって日雇いや出稼ぎに行くことができなくなった人びとが厳しい経済状況に置かれています。

<アフガニスタン> 感染者数=25,527人 死亡者数=478人(6/16現在)

対象: カブール市内(サハ診療所[低所得者のための母と子の無料診療所])

内容:

・サハ診療所の医療スタッフへの個人防護具(ガウン、ゴーグル、靴カバーなど)、マスク、医療用手袋、消毒液などの支援

・来院患者へのサプリメントなどの提供

・外出制限で収入が減少した世帯への食料品支援(約200世帯を対象)

<ネパール> 感染者数=6,211人 死亡者数=19人(6/16現在)

対 象: カトマンズ・ルンビニ内20地域の寺子屋、および国際仏教協会クリニック(地元NGOによる低所得者層への無料診療所)

内 容

・外出制限で収入が減少した世帯への食料品支援(約1,100世帯)

・ルンビニの国際仏教協会クリニック医療スタッフへの個人防護具、マスク、非接触体温計などの支援

・来院患者へのサプリメントなどの提供

・ルンビニでの新型コロナウィルス予防啓発活動(約5,000人が対象)


【国際仏教協会クリニックのマリック医師】

上記事業を通じて、人びとの生活改善や地域における新型コロナウィルスの拡大防止を目指します。

各国での事業の進捗については、ホームページであらためて活動報告させていただきます。

皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。

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