東日本大震災子ども支援募金

被災地の子どもたちの高校進学を支える
「ユネスコ協会就学支援奨学金」

東日本大震災から10年。被災地は、未だ復興の途上にあります。地震や津波による家屋の流失・損壊や、原発事故の影響による避難などの理由で、経済状況が悪化し、子どもたちの学費に頭を悩ませているご家庭も少なくありません。
「ユネスコ協会就学支援奨学金」は、被災地の子どもたちが、将来に夢や希望を抱き、安心して学びを続けられるように、高校進学を支える支援です。

奨学生の声

全国の募金者のみなさんへ


この度は、私たちのために、奨学金を援助してくださり、本当にありがとうございました。 私は、この春から高校生になります。しかし、私の家庭には経済的な余裕がなく、「両親に負担をかけてしまうのではないか」と不安に感じていました。そんな時に、みなさんから支援をいただけるというお話を聞き、とても嬉しかったのを今でも覚えています。両親もとても喜んでいました。
今回、このような機会を与えてくださったみなさんにとても感謝しています。本当にありがとうございました。
皆さんに支援していただくからには、3年間の高校生活を決して無駄にしないよう、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。そして、社会人としての自覚を持って行動し、正しいマナーを身に付けることができるよう、有意義な高校生活にしたいです。

僕は将来、災害時に人の役に立つ人工知能を搭載したロボットを作りたいと考えています。僕は、東日本大震災を経験し、災害の恐怖を実感しました。一つでも多くの命を救いたいと思い、そのように考えるようになりました。その実現のために、高校では積極的に勉学に取り組み、専門的な知識をたくさん学びたいと考えています。また、中学校では野球部に所属していましたが、高校では陸上競技など、新しい種目に挑戦し、文武両道を目指します。
頂いた奨学金は学習道具や専門書の購入など、学びを深めるために使わせていただきたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。

(奨学生からいただいたお手紙より)

奨学金のしくみ

皆さまからいただいた募金は、
子どもたちのご家庭に直接支援する返還不要の奨学金を給付する事業に役立てられます。

<ユネスコ協会就学支援奨学金>

対象者

地震や津波による家屋の流失・損壊や原発事故の影響による避難などの理由で経済状況が悪化した家庭の高校進学を希望する中学3年生。
(※新規奨学生は、被災地の中から毎年数地域を選定して募集しています。
 ※震災により、保護者を亡くした生徒を除きます。)

給付金額と期間

奨学生1人当たり月額2万円を3年間給付します。
(中学3年次から高校2年次まで)

支援実績

奨学生や保護者からこれまでにいただいたお手紙


×ボタン置く
×ボタン置く
×ボタン置く

ご寄付方法

今回のご寄付(1回ごとのご寄付)

銀行振込による寄付を選択いただけます。
(振込先は以下のページをご参照ください。)

外部サービスからのご寄付

これまでの10年間で実施したその他の支援

学校への緊急物資支援(2011年度)

1日も早く学校が再開できるように ―――――
支援物資のミスマッチを防ぐため、学校毎の異なる状況に合わせ、ニーズに応じた支援を実施しました。
(支援対象:144校、2教育委員会)

文化・郷土芸能への支援(2011年度~2013年度)

流失・破損した神楽面や太鼓、装束等、地域の絆をつなぐ郷土芸能を復興する支援を実施しました。

心のケア支援(2011年度~2015年度)

子どもたちの心理的ストレスを軽減するために、キャンプや絵画展等を実施しました。

社会教育施設の支援(2011年度~2018年度)

子どもたちの心の支えになる機会・場所として、移動図書館車の寄贈、学童保育所、相撲場、遊具の寄贈等を実施しました。

MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興育英基金(2011年度~継続中)

保護者をなくした震災遺児・孤児に対する奨学金支援や学校の花壇再生等を実施しました。
※企業による支援事業のため、募金は受け付けておりません。 活動実績をみる

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

mail magazine