減災教育と自然災害発生後の教育支援educationsupportitem

世界遺産活動 特別大使”犬”(ワンバサダー)「わさお」も参加 学用品を被災地の子どもたちへ

2011.05.11
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日本ユネスコ協会連盟は「東日本大震災 子ども支援募金」による支援を行っています。この活動の一環として、4月末、岩手県陸前高田市と宮城県気仙沼市の小・中学校の児童・生徒に、学校側からの要請に基づいた学用品と運動用具を届けました。
今回は特別大使”犬”「わさお」と飼い主の菊谷節子さんらも青森から駆けつけ、共に、被災地に向かいました。


■午前9時40分
岩手・陸前高田市立長部(おさべ)小学校を訪問


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現在、長部小学校には、三階建て校舎が全て津波で被災した、気仙小学校の子どもたち51名も校舎の半分を借りて学んでいます。一つの校舎を二つの小学校が仲良く使っています。
2校合わせて123名の子どもたちは、「わさお」が登場すると、「わさおだ!わさおだ!」と大はしゃぎ。野球用具と学用品を贈呈後、学校代表の五年生から「今日はありがとうございます。私たちは頂いたものを大事に使い、これからも頑張っていきます」とお礼の言葉が述べられました。
また、贈呈式終了後は、子どもたちと「わさお」が触れ合う時間がありました。特別にわさおに触らせてもらった子どもは「わさわさしてた」と口々に感想を述べ、またある男の子はわさおに触れた手を掲げて「この手洗わない!!」」と叫ぶ場面もありました。


■午後1時30分
宮城・気仙沼市立小原木(こはらぎ)中学校を訪問


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同校は4月21日に始業式を迎えたものの、生徒たちの学用品や運動用具が、津波により全て流されてしまったとの連絡を受け、教育委員会や地元ユネスコ協会の協議し、避難所で勉強できるように卓上ライトと全校生徒が使うマジックを届けました。
中学生や保育園児ら50人が待つ校庭にわさおが現れると「わさおだ」と歓声が。近隣の小学生や避難所となっている体育館からも、ひと目「わさお」を見ようと集まってくれました。「今日は午前中、合同葬儀があった。でも子どもたちが喜ぶことはやっぱりいいな」と語る避難所の方もいて、束の間の笑顔がわさおを中心にひろがりました。こうした様子を見た飼い主・菊谷さんのご家族は、「この子(わさお)は、こうやって人を励ますために生まれてきたのかもしれません」と話しました。


日本ユネスコ協会連盟では今後もニーズに基づく支援を行っていきます。皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

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「東日本大震災 子ども支援募金」にご協力お願いいたします。

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