減災教育と自然災害発生後の教育支援educationsupportitem

久保純子(ユネスコ世界寺子屋運動 広報特使 まなびゲーター)参加 釜石で海外からのメッセージと共にスクールバスを贈呈

2011.06.24

日本ユネスコ協会連盟は、 3月11日の東日本大震災をうけ「東日本大震災 子ども支援募金」として教育復興支援を行っています。


この活動の一環として、6月20日(月)、釜石市教育委員会に、32人乗りのスクールバス1台を贈りました。釜石市では多くの学校が被災したため、子どもたちは学校に徒歩で通うことが難しい状況に陥っており、現在は、市が一時的に、複数のバスを借り上げ、子どもたちが安全に通学ができるようにしています。今回、当協会連盟ではこれらの問題を解決する一助として釜石市教育委員会からの要請があった、スクールバスの支援を行いました。


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なお今回は、当協会連盟が行う教育支援「ユネスコ世界寺子屋運動 広報特使 まなびゲーター」の久保純子氏に託されたカンボジアとアフガニスタンからの「被災地の方々への応援メッセージ」も同時に子どもたちに届けました。

贈呈式は同市中妻町の釜石市立釜石中学校で行いました。河東真澄教育長からは「バスは大切に使わせていただく。感謝の気持ちを持ちながら自分にできることをやろう」とお礼の言葉が述べられました。


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久保広報特使は、アフガニスタンの女の子から寄せられたメッセージを読み上げました。「日本は発展した国で、子どもたちや若者は教育にとても熱心なので、彼らが破壊された町や建物を再建できると信じています。私たちは日本の人たちが大好きです。」

バスを贈呈した後、小・中学校の児童・生徒たち16人、河東教育長と久保広報特使でバスの車体に10年後の釜石に向けて「自分の住む町・釜石が、こうなっていて欲しいと思う希望や願い」を書きました。

最後に、集まった生徒を代表して、沼崎健さん(釜石東中3年)が「ほとんどの生徒がスクールバスで通学しているのでうれしいです。皆さんの気持ちを無駄にせず頑張りたい」と述べました。
久保広報特使は「子どもたちは地域への愛がたくさんあった。美しい釜石が戻ってくれるように願い、力いっぱい応援したい」とエールを送りました。
翌日から、このスクールバスは、子どもたちを乗せて、市内を走っています。


日本ユネスコ協会連盟では今後もニーズに基づく支援を行っていきます。皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

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