いわき市立豊間小学校・永崎小学校、支援物資使用中!
2011.07.14
当協会連盟は、東日本大震災で被災した学校の要望に応じた支援を行っています。今回は職員が訪問した、支援先のいわき市立豊間小学校と永崎小学校の様子をご報告します。
豊間小学校はいわき市の薄礒海岸に、永崎小学校は永崎海水浴場側に、それぞれ建っていましたが、3月11日の津波で二つの地域は壊滅。豊間小学校は少し高い地域にあったので、学校自体は津波の被害はありませんでしたが、地域が壊滅したため学校が開けない状態になりました。永崎小学校には津波が押し寄せて、校舎の1階部分が浸水、学校への進入路がなくなってしまいました。そのため、現在、豊間小学校は高久小学校に、永崎小学校は江名小学校にそれぞれ移動して授業を続けています。
このような状況の豊間小学校と永崎小学校からリクエストがあったのは、移動式の書架です。両方の小学校とも全国からたくさんの図書を寄贈していただいたそうですが、それを整理して子どもたちが各教室で移動させて読むために、移動式の書架は最適でした。
書架が届いたときには、子どもたちは思い思いに本をとって教室に移動させて本を読み始めたということです。
この他それぞれ、修学旅行などの課外学習費や、折り畳み椅子、金庫などの備品のリクエストをいただいており、現在物資調達を進めています。
このような支援を続けるには、皆さまのご協力が不可欠です。引き続き、「東日本大震災 子ども支援募金」へのご協力、よろしくお願いいたします。