減災教育と自然災害発生後の教育支援educationsupportitem

【支援報告】気仙沼市立大谷小学校、支援物資(一輪車、竹馬など)使用中!

2011.10.18
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当協会連盟は、東日本大震災で被災した学校の要望に応じた支援を行っています。今回は職員が訪問した、支援先の気仙沼市立大谷小学校の様子をご報告します。


気仙沼市立大谷小学校は、校庭に津波が押し寄せて、校舎の1階部分が浸水、水道も使えなくなってしまいました。通学路も破壊され、登校するのも危険な状態でしたが、現在は、幼稚園バスや保護者の車によるお迎えによって、通学しています。また、校庭の9割近くが仮設住宅になっています。


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手前が仮設住宅。奥に見えるのが、校舎。
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仮設住宅から校庭を通って、通学する児童たち。

このような状況のなか、体育館などの限られたスペースで遊べる竹馬や一輪車が欲しいと当協会連盟にリクエストがありました。休み時間や放課後、児童たちは元気いっぱいに遊んでいました。10月23日には、大谷小学校では学芸会が開かれます。一輪車を使った演技もあるので、児童たちは一生懸命、練習していました。


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上手に乗りこなす女の子たち
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授業も一生懸命受けていました

教頭先生に、子どもたちの様子について伺ったところ、
「夏休みが明けて、仮設住宅が完成しました。児童全員の住む場所が確保され、一安心しています。しかし、働く場所を失い、収入が安定しない生活は保護者にとって大きな課題であると思います。そんな中で、今までと違った生活環境や見えない不安の中で寝られなかったり、ちょっとしたことでイライラを感じると答える子どもが増えています。各家庭が安定した生活を送れるまでどれくらいの時間がかかるかわかりませんが、互いに支え合いながら新しいものを作りあげ、生活に自信が持てるようになったときに初めて元の生活に戻ったといえるのだ思います。」


このような支援を続けるには、皆さまのご協力が不可欠です。引き続き、「東日本大震災 子ども支援募金」へのご協力、よろしくお願いいたします。

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