UNESCOスポーツチャンピオン白鵬関 山田町で相撲場落成記念式典に参加
8月8日、東日本大震災による津波で相撲場が流された岩手県山田町で、新しい相撲場の落成記念式典が執り行われました。
昔から相撲が盛んな岩手県山田町の土俵は大津波で全壊。町民からは毎年8月に開かれる「子ども相撲」のためにも相撲場を再建してほしい、という声が寄せられていました。これを受けて、UNESCOスポーツ・チャンピオンの横綱白鵬関が力士会に呼びかけ、全力士が募金に協力しました。相撲場が着工したのは昨年12月。そして、ようやく本日、落成式を迎えることになりました。
記念式典には、白鵬関をはじめ力士会の皆さん、山田町の町長・議長他行政関係者、岩手県相撲連盟・山田町相撲協会の関係者、松田昌士会長ら当連盟の関係者、そして山田町の皆さんなど約100名が参加しました。
式典のスピーチで、白鵬関は「山田町で炊き出しのボランティアをさせていただいたときに、相撲場が津波で流されてしまったことを知った。被災地の子どもたちの為に何かできればと支援させていただいた」と述べると、山田町の佐藤町長は、「この相撲場で稽古した子どもたちにいつか白鵬関と対戦してもらいたい」と感謝の気持ちを述べました。また、当連盟の松田会長は、お祝いの言葉と子どもたちに平和の大切さ、そしてそれを伝えていくことの大事さを訴えました。地元の子ども力士を代表して佐々木君は、新しい相撲場で稽古して白鵬関に近づけるよう稽古に励みたいとお礼の挨拶を行いました。
この後、日本相撲協会からは子どもたちにまわしが贈呈され、山田町から力士会と当連盟に感謝状が贈呈され記念式典は終了いたしました。