女川町で就学支援奨学金の給付を開始しました
2013.03.21
春めいたうららかな日が続いています。この度、宮城県女川町でユネスコ協会就学支援奨学金の給付が始まりました。
震災から2年が過ぎた現在も東北の子どもたちのことを想い、募金をしてくださった全国各地の皆さまのお気持ちが奨学金という形になりました。
女川町は、カキやホタテなどの養殖漁業やサンマの水揚げで有名な三陸の港町。学校は高台にあって大津波の被害を免れましたが、港のすぐ目の前にあった町の中心街が壊滅し、町役場や銀行、商店、駅も全て流失しました。
町の住宅の約7割が全壊・大規模半壊・半壊の被害を受け、今回奨学生となった子どもたちの多くがいまだに仮設住宅から学校に通っている状況です。
この奨学金が親御さんの教育費の負担を和らげ、この春高校に進学する子どもたちの夢を後押しする力になればと思います。
町に掲げられている横断幕――