子どもたちの成長が、東北のいちばんの希望。
2017.03.11
本日、東日本大震災から6年を迎えました。
改めまして大震災で犠牲となられました皆さまに深く哀悼の意を表しますとともに、被災地でいまなお不自由な生活を送られている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地ではだんだんと復興が進んできていますが、今もなお先の見えない不安や生活の不便さを抱えながら暮らしておられる方々もたくさんいらっしゃいます。
特に、育ちざかりのお子さまを抱える若い世帯においては、生活再建の道半ばにあり、子どもたちの教育費の捻出に苦心されているご家庭が数多くあります。
そんな中、将来の夢に向かって前向きに勉強や部活をがんばる子どもたちの姿は、東北の皆さまのいちばんの希望であることと存じます。
日本ユネスコ協会連盟は、未来を担う子どもたちの健やかな成長と豊かな学びが続くことを願い、「ユネスコ協会就学支援奨学金」を通して、復興とともに成長する被災地の子どもたちを応援してまいりました。
これまでの6年間に、2,795人の子どもたちが安心して学べるようになりました。
これも、全国の皆さまのご支援の賜物にほかなりません。
ご協力いただいたすべての皆さまに深く感謝申し上げます。
東北には、奨学金を必要としている子どもたちがまだたくさんいます。
当協会連盟では、これからも、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、現地の声に耳を傾け、息の長い支援を行ってまいります。
皆さまからの変わらぬご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
理事長 野口 昇