あの日から7年。子どもたちへの支援を継続します。
2018.03.09
東日本大震災から7年を迎えました。
改めまして大震災で犠牲となられました皆さまに深く哀悼の意を表しますとともに、ふるさとを離れ、今なお避難生活が続いておられる皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地では復興が進んできていますが、今なおインフラ整備の工事が続いており、復興への道半ばにあります。
被災された皆さまにおかれては、応急仮設住宅から復興公営住宅への引っ越しや、住宅の再建に取り組まれるなど、新しい生活が始まってきています。
そのような生活再建のさなかで、育ちざかりのお子さまを抱える若いご家庭では、子どもたちの教育費の捻出に苦労されている方々も数多くあります。
日本ユネスコ協会連盟は、未来に向けて歩む子どもたちの健やかな成長と豊かな学びが続くことを願い、「ユネスコ協会就学支援奨学金」を通して、子どもたちを応援してまいりました。
これまでの7年間に、2,952人の子どもたちが安心して学べるようになりました。
これも、全国の皆さまのご支援の賜物にほかなりません。
ご協力いただいたすべての皆さまに深く感謝申し上げます。
東北には、奨学金を必要としている子どもたちがまだたくさんいます。
当協会連盟では、これからも、子どもたちが安心してあたりまえの学校生活を送ることができるよう、現地の声に耳を傾け、息の長い支援を行ってまいります。
皆さまからの変わらぬお力添えを何卒よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
理事長 鈴木 佑司