減災教育と自然災害発生後の教育支援educationsupportitem

子どもたちからのメッセージ

2011.11.21

寺尾です。

震災から8ヶ月以上がたちました。私たちは、皆さまから寄せられた「子ども支援募金」により、岩手・宮城・福島各県の津波被災校約100校と福島県の原発退避校約50校に対し、必要なものをご要望に応じてご支援する活動を半年以上に渡って実施しています。


去る9月29日(木)、活動ニュースでも紹介しましたように、修学旅行の費用等をご支援した宮城県石巻市の大川中学校の3年生18名が、修学旅行のプログラムとして当協会連盟を訪問してくれました。


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その時いただいたお礼状には、ご寄付いただいた皆さまへの心からのお礼の気持ちがこもっていましたので、ご紹介します。


「たくさんの支援物資を、本当にありがとうございました。そして、それ以上に、皆さんの『気持ち』をたくさんいただいたように感じて、感謝でいっぱいです。
被災地以外の人々が、この震災で感じることは様々だと思いますが、少なくとも、私たちのことを気にかけてくれる方々がいるんだと、改めて再認識させられました。これからは、自分たちの力で頑張っていきたいです。
今回の震災で、私は、いろんなことを考えさせられて、一日一日『今』というものを本当に大事に生きなければなあと思いました。自分には、残された者として、妹を含む亡くなった人たちの分も、何か大切なものを果たさなければ、と。
(中略)
私の夢は、映画、音楽、小説など、何か自分の好きなものを通して、この大川という地にたくさんの笑顔が存在していたということを、日本中、いや、世界中の人々に知ってもらうことです。絶対、忘れて欲しくないんです。
それを信じて生きたいです。」


別の生徒さんは、「私たちの修学旅行も行けるかどうか分からなくなったとき、ユネスコからの支援で行けるようになったと聞いてとても嬉しくなりました。」、と書いてくれました。皆様のご寄付がこのように役立っていることをご報告します。


現在、「子ども支援募金」は、この震災で就学が困難になった子どもたちの就学金にあてられています。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

活動を支える・参加するParticipation to support

私たちの活動には、多くの方々にさまざまなかたちでご協力・ご支援をいただいています。
わたしたちの想いに共感してくださる方を、心よりお待ちしております。ひとりひとりの力を未来の力に。

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