希望のポストの故郷
こんにちは、広報担当の本間です。
希望のポストの故郷は、東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町。現在、復興の途上にありますが、ここには豊かな森林資源があります。この資源を活用し、被災地の雇用促進と学校に行けない子どもたちを支援するプロジェクトが、希望のポストプロジェクトです。
ポストの材料となる間伐材は、南三陸町の韮の浜地区の森から切り出されます。
ところで、皆さんは、”間伐材”をご存知でしょうか?
木が成長し、そのまま放置すると隣り合った木々の枝葉が重なりあい、根元まで陽が差し込まなくなってしまい、木々が健全に育つことが難しくなります。そこで木の間引き「間伐」をおこないます。間伐された森は根元まで太陽光が届くので、低木草が育ち、生き物が増え、豊かな生態系が育まれます。森→川→海はつながっています。豊かな栄養を含んだ森の土は、川を通じて、海に流れ、豊かな漁場が育まれます。
豊かな森をつくることは、豊かな漁場をつくることにもつながります。間伐して森を育てることは、南三陸の資源を守ることにつながるのです。
ちなみに、未整備の森だと、枝葉が茂って、こんなに暗いのです。
さて、ここの森からでた間伐材は、地元に工場をもつ㈱フロンティア・ジャパンさんの工場に運ばれます。廃校になった中学校の一部を間借りてして、希望のポストの一部を制作しています。
南三陸町では、震災により約62%の建物が流出し、働く場所そのものが失われてしまいました。また、女性の再就職が特に困難な状況も起きていました。この工場は、震災の影響による、特に女性の再就職先不足を解消し、雇用を創出するために、設立されました。ここで働く人たちは、被災した人が大半だとのこと。希望のポスト以外にも、間伐材商品やノベルティグッズを制作しています。女性たちの居場所づくりにもつながっているそうです。
こうして完成したのが、コチラ!南三陸町の資産が、希望のポストに大変身!
全国の学校に、この希望のポストを届けてまいります。
そして、ここに投函された書きそんじハガキは、募金になり、世界の子どもたちが学ぶチャンスに変わります。
希望のポストの詳細はコチラ。