和太鼓に想いを込めて
2013.10.04
広報の間辺です。
先日、震災子ども支援担当の上岡より、こんな手紙が届いているよ、と声をかけられました。
震災後、さまざまな状況の中で、転校を余儀なくされた子どもたちも少なくありません。
そのような話はたくさん聞いてきました。
上岡から紹介された手紙は、そんな中、再び地元・気仙沼の鹿折(ししおり)地区に戻って来ることができた奨学生のお子さんからお手紙でした。
是非、ゆっくりお読みください。
私は、2011年5月に、おそらく震災当時この生徒さんが通っていたであろう鹿折小学校を2度訪問しています。
そのとき、校長先生は「転校生が出たことは、非常にさみしい。でも、いつか帰ってきてくれる子もいるかもしれない。」とおっしゃっていました。
当時の校長先生は既に退職されたと聞いておりますが、あの時の校長先生のお顔を思い出すと、この作文を読んで、ただただ嬉しさがこみ上げてきます。
一度この地を離れ戻ってきた子どもたちにとって、学びやすい環境であるためにも、今後も頑張っていこうと思えるお手紙でした。
私たちは引き続き、「ユネスコ協会就学支援奨学金」で被災した子どもたちの支援を続けていきます。ご協力、宜しくお願いいたします。