MUFG社員ボランティアさんによる学校花壇の再生~仮設校舎で学ぶ子どもたちへ~
こんにちは。
震災子ども支援担当の上岡です。
先週末、福島県の南相馬市にある小高(おだか)小学校へ行ってきました。
小高小学校のある地域は、震災後、昨年の4月までの間、原発事故によって警戒区域に指定されていました。
現在は、警戒区域が解除され、地域への立ち入りは可能になりましたが、まだ、元の場所での学校再開は出来ません。
そのため、小高小学校は、震災後は市内の別の地域にある小学校の1階部分の教室を間借りする形で授業を行っていました。
そして昨年度からは、さらに別の中学校の校庭の中に建てられた仮設のプレハブ校舎に再移転して、現在も地元を離れたまま、勉強を続けています。
震災前は児童数約400名だった小高小ですが、市外や他県に避難した子どもたちも多く、現在は96名に。
子どもたちはほぼ全員、市内各地の仮設住宅や借り上げ住宅から、この仮設校舎に通学しているそうです。
先生方も、自ら避難生活をされながら、子どもたちへの風評被害やそれに対する心のケア、3年間にわたる仮設住宅での避難生活の中での保護者の疲弊など、学校が抱える課題に懸命に向き合っていらっしゃいました。
今回は、この小高小学校で、仮設校舎の周りにある花壇の花を植え替える活動を行ってきました。
この活動は、「MUFG・ユネスコ協会東日本大震災復興育英基金」の一貫で毎年行っているもので、今回もMUFGグループ各社の社員ボランティアの方々が東京や大阪から大勢参加されました。
“自分たちに何かできることは―”と今回の活動に参加された社員ボランティアの皆さん。子どもたちへの思いを込めて、数百株の花の苗を植えました。
色とりどりの花々に囲まれた校舎で、これからも子どもたちが楽しく健やかに過ごせることを願っています。