りんご実る南アルプスのふもとにて
こんにちは。震災子ども支援担当の上岡です。
先週の日曜日、長野県の飯田市に行ってきました。
東京から飯田市へのアクセスは、新宿から高速バスで中央道にのって約4~5時間。
飯田市を囲むようにそびえ立つ3000m級の南アルプスの山々の紅葉が、ほんのり色づき始めていました。
飯田市の特産・りんご。市内のいたるところにりんごの木があり、ちょうど真っ赤においしそうに実っていました。
「アップルインター」「アップル庁舎」「アップルキャブ(タクシー)」・・・りんごの文字がいたるところに・・・。りんごの形をしたガードレールもありました。(ちなみに、JR飯田駅の駅舎も”りんご”をイメージした真っ赤なかわいい駅舎でした。)
そして市内の中心地に400mにわたって植えられたこの「りんご並木」は、町のシンボル。
なんと昭和29年から、代々、地元の飯田東中学校の生徒さんの手で手入れされてきたもの。
60年間ずっと受け継がれてきているそうです。
さて今回は、このりんごの町・飯田市にある飯田ユネスコ協会主催のイベントで、地元の小・中学生を対象に、東日本大震災の被災地のようすや復興支援活動についてのお話をしてきました。
お話のあとは、子どもたちや学校の先生、飯田ユネスコ協会の会員さん総勢112人が力を合わせて、街頭募金を呼びかけました。
子どもたちは、ショッピングセンターや大型書店など市内10数か所に分かれて、「募金お願いしま~す!」と元気いっぱいに大きな声で募金を呼びかけました。
中には、店長さんが急遽、店内アナウンスで『入り口で子どもたちが募金活動をやっています。よろしければ、ご協力を~』と、子どもたちのがんばりを後押ししてくれたスーパーも。
子どもたちの真剣な取り組みが町の人びとに伝わって、この日1日で合計30万円を超える募金が集りました。
生徒のみなさん、そして募金にご協力いただいた飯田市民のみなさん、ありがとうございました! みなさんの思いの詰まった募金、大切に使わせていいただきます。