未来につながるために
2013.12.04
こんにちは。震災子ども支援担当の佐藤です。
奨学金支援を行っている子どもたちからのお手紙の内容はさまざま。
「電車が復旧していない地域で学校まで交通費がかかるので定期代に使っています」
「美術の勉強のため絵の具や粘土を買いました」
「進学をあきらめずにすみました」
と奨学金の使い道が書いてあることも。
そんなお手紙を読むと、みなさんの募金が子どもたちの未来につながっているなと感じます。
一方で、「親に負担をかけたくないのでアルバイトをはじめました」という子どもの声があり、親御さんから「生活が大変でも子どもの進学だけはなんとかしたい」というお手紙をいただくこともあります。
お互いがお互いを思い合う姿を感じると同時に、震災前の日常を取り戻すにはほど遠い現状があることも実感します。
被災地から離れた場所で暮らす私たちには、直接的なサポートはできません。
ですが、奨学金を送り、学びに役立ててもらうことで、被災地の将来を担う子どもたちの選択肢が大きく広がります。子どもの未来は、親の、社会の未来です。
この秋、当協会連盟は新たな自治体で奨学生を募集しました。
進路を本格的に決める時期にある子どもたちが望む選択をできますように!
そう願いながら、募金者の方の真心と共に奨学金をご家庭に届けます。