福島県・相馬市の子どもたちへの支援に向けて
こんにちは。子ども支援担当の上岡です。
新しい1年がはじまりました。
ユネスコ協会就学支援奨学金ではまだ支援できていない地域の子どもたちに1日でも早く奨学金を届けられるよう、本年も活動を継続してまいります。
さて昨年末、ユネスコ協会就学支援奨学金の支援候補地である福島県の相馬市を訪れました。
相馬市は、宮城県の仙台駅からJR東北本線・常磐線で南へ約1時間半のところにありますが、JR常磐線が震災の影響で一部運休しているため、今回は途中の亘理駅から代行バスに乗って相馬駅へ向かいました。
ニュースでもよく聞く地名ではありますが、東北最大の都市・仙台からの距離や、福島第一原発からの距離など、これを機会に是非ご覧ください。
相馬市は、福島県の沿岸地域「浜通り」の北部にある人口約36,000人の市で、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の一つです。
相馬市には、津波で被災された沿岸部の方、地震によって被災された内陸部の方、そして原発事故の影響で他市町村から避難して来られている方など、さまざまな被災状況の方々がいらっしゃいます。
福島第一原発から30km圏外に位置する相馬市の学校では、相馬市で被災した子どもたちだけでなく、原発に近い他の市町村から避難して来ている子どもたちも多くいます。避難して来ている子どもたちは、元々暮らしていた町に今も戻ることができないため、相馬市の仮設住宅で避難生活しながら、地元の子どもたちと一緒に勉強しているそうです。
ユネスコ協会就学支援奨学金では、1日も早く相馬市の学校に通う子どもたちへの支援が開始できるよう、現在準備を行っています。
多くの皆さまのご寄付が、相馬市で学ぶ子どもたちの奨学金の原資になります。
本年も引き続きご協力をお願いいたします。