高校生になりました!
こんにちは。
震災子ども支援担当の上岡です。
ユネスコ協会就学支援奨学金で、昨年度採用した岩手県宮古市の奨学生の皆さんから、この春、無事に高校に進学したという嬉しい報告がありました。
ところで、宮古市の高校では、新入生が上級生から十数曲の応援歌を教えてもらう、伝統的な「応援歌練習」という行事があるそうです。
今年も入学後すぐに行われた「応援歌練習」は、高校に進学した奨学生にとって、とても印象的だったようです。お手紙の中に書かれた感想をお伝えします。
「最初の試練でした・・」
「昼食ものどを通らないほど緊張しました・・」
「つらい練習ですが、くじけずに頑張ります」
「先輩たちに負けないように本気で取り組みました」
「すごく辛い4日間でしたが、頑張って良かったと思えました」
「乗り越えたからこそ、終わった時は大きな感動がありました!」
「終わった後、伝統を守ることの大切さ、大変さを感じました」
「入学して間もないにも関わらず、よい経験ができました」
奨学生の皆さんは新しい環境の中で、心身ともにいっそう強く、たくましく成長していくことでしょう。
この春高校に入学した奨学生は、震災時、ちょうど小学校の卒業式を迎えるところでした。
ある親御さんからいただいたお便りをご紹介します。
「震災直後はちゃんとした式をしてあげられず、この春の中学校の卒業式は涙、涙でありました。志望校合格が決まり、高校の入学式では震災当時を思い出して、感慨深かったです。制服、教科書等、皆さまからの支援金(奨学金)を使わせていただきました。ありがとうございました。」
引き続き、皆さまからのご協力をよろしくお願いします。