東日本大震災子ども支援募金「ユネスコ協会就学支援奨学金」scholarship

被災地の現状 ~奨学生から寄せられた写真より~

2015.05.15

こんにちは。子ども支援担当の上岡です。

震災から4年が経ち、被災地の様子を伝える報道の数もだんだん少なくなってきました。

この度、岩手県の山田町の奨学生が、震災時に暮らしていた町の現状を撮影した詳細な写真を送ってくれました。

写真から、被災地の復興の今を感じていただければと思います。


『車のあるところが私たちの被災した跡地です。』

車のあるところが私たちの被災した跡地です。


『近所の住宅地(だった場所)』

近所の住宅地(だった場所)
近所の住宅地(だった場所)


『遠くの建物が仮設住宅です』

仮設住宅
仮設住宅


『再建した養殖作業小屋』

再建した養殖作業小屋


『かさ上げ中の堤防』

かさ上げ中の堤防


『裏山より。後にこの山に防波堤ができ、跡地は防波堤の外になることから住居を再建できませんでした。』

裏山
裏山


『山田町大沢地区 4年経っても何も進んでません。』

山田町大沢地区 4年経っても何も進んでません
山田町大沢地区 4年経っても何も進んでません


『山田町織笠地区 高台移転地(一部完成)』

山田町織笠地区 高台移転地(一部完成)
山田町織笠地区 高台移転地(一部完成)


『山田湾と入江』

山田湾と入江
山田湾と入江


『山田町内のかさ上げ用の土』

山田町内のかさ上げ用の土


『山より土を運ぶ為に設置中のベルトコンベア』

設置中のベルトコンベア
設置中のベルトコンベア


『宮古市田老地区の震災遺構として保存されるホテル』

宮古市田老地区の震災遺構として保存されるホテル


『宮古市田老地区の高台移転地』

宮古市田老地区の高台移転地
宮古市田老地区の高台移転地

この奨学生のご家庭は、震災前に暮らしていた土地(家)が、新しくできた防波堤の外側(海側)に位置するため、元の土地で住まいの再建ができず、現在は隣の宮古市に住まいを移し、学校も転校したそうです。現在は、奨学金を活用して充実た高校生活を元気に送っているとのこと。


子どもたちのふるさとの町は、今まさに復興の最中にあります。
これからも子どもたちが未来に希望をもってより良い学校生活を送ることができるよう、奨学金を支援していきます。


これからも皆さまの温かいご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。

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