「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」教員研修会を開催しました
東日本大震災被災地の教訓・経験から実践を学ぶ
9月19日(木)~21日(土)の3日間、宮城県仙台市・気仙沼市にて教員研修会を開催しました。北海道から沖縄まで、今年度助成校30校30名の先生、ユネスコ協会協働枠にて参加の4協会より4名、計34名が参加しました。
ESD・SDGsの視点に立った減災教育の理論や、東日本大震災被災地の学校や震災遺構の視察、現地の先生・児童生徒との対話など、本研修会でしか得ることができない学習・体験により、減災教育の知見を深める機会となりました。
参加者は、今回の経験や学びを自校や地域に持ち帰り、自らが語り部として伝えると同時に、地域と連携した減災教育に取り組みます。
研修会の詳細報告は、下記をご覧ください。
■「教員研修会」詳細報告はコチラ
【教員研修会の様子】
【参加者の声】
<教員より>
◆災害を自分ごととして捉えることの重要性を実感し、それを実践している気仙沼の児童・生徒の姿を見て、素晴らしいと感じた。
◆この研修会でつながった他県の学校と、オンラインで児童同士が交流することとなった。このようなつながりができることは本当にありがたい。
◆地域社会との協働、貢献を目標として防災・減災に取り組んでいたが、さらにN助の視点から多角的、重層的な地域連携を目指したい。
◆本物を実際に見て学ぶことの意義を感じた。サポート面でも素晴らしく安心して研修を受けられ、通常の3日間では得られない経験となった。
<ユネスコ協会会員より>
◆現在の課題を、協働枠で参加しているユネスコ協会や学校とグループワークなどを通して話すことができて有益であった。
◆語り部として伝えていくことは大切。私もユネスコ協会で今回の学びを伝えたい。
<将来教育の道を目指す学生スタッフより>
◆防災・減災を軸としたESDの実践によって子どもたちが生きていくうえで重要な資質能力を育むことができることを体験的に学んだ。将来教員になった際、実践していきたいという思いがより強くなった。
◆現在実習中の学校で、今回学んだことを取り入れた授業やワークショップを実践したい。防災・減災教育で重要なのは「リアル」や「本物」との出会いであると実感した。
■ 第11回「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」教員研修会 開催概要
【日時】 2024年9月19日(木)~9月21日(土)
【会場】 宮城県仙台市・気仙沼市
【主催】 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟
【協力】 アクサ生命保険株式会社/奈良教育大学ESD・SDGsセンター
【後援】 文部科学省/日本ユネスコ国内委員会
【プログラムコーディネーター・講師】
及川幸彦氏(奈良教育大学ESD・SDGsセンター 副センター長・ 准教授)
【研修共催】 気仙沼市教育委員会
【研修協力】 気仙沼市立階上小学校、気仙沼市立階上中学校、宮城県多賀城高等学校