東日本大震災から1年~被災地で進む文化復興支援~
2012.03.11
震災直後の学校支援を進める中、地元住民の熱い要望を受けて文化復興支援は始まりました。
当初は、協力企業からも死者・行方不明者が大勢出たため「なぜ文化の復興なのか?」と疑問の声もあがりました。
しかし、やがて流されて傷だらけになった太鼓が各地で発掘され、避難所や復興市では伝統的な獅子舞や神楽が舞われ、
人びとが涙を流して喜ぶ姿が報道されるようになりました。
震災によって住民が離散し、ふるさとの景色が失われた後、祭りが地域の文化として
人びとをつなぐ大切な役割を果たすことが改めてわかってきました。
私たちは、引き続き、文化復興支援を続けて参ります。
宮城県石巻市 ”雄勝法印神楽”
失われたお面の復刻と神楽幕を支援。
岩手県釜石市 ”櫻舞太鼓”
流出した太鼓と運送車両を支援。
被災地域の小・中・高等学校の授業で実践されている郷土芸能への支援
・石巻市雄勝小学校 神楽クラブへの支援
・気仙沼市浦島小学校 小々汐太鼓への支援
・大船渡市越喜来小学校 浦浜念仏剣舞への支援
・宮城県亘理郡中浜小学校 中浜子ども神楽への支援